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おととい。 ダンスのレッスンの後、先生がCDを2枚くれた。レッスンで使っていた曲がたくさん入っているもの。そしてコウジさんからの本も届いた。「 ちいさなちいさな王様 」という素敵な本。 そして昨日。 午前中にやっと荷物を送り出して、久しぶりに部屋に空間が出来た。あまりにパワー不足で、自分の身体が重くて仕方なくて、床に寝っ転がって目を閉じたらそのまま30分眠れた。目が覚めても起き上がる力が出ず、そのままでいたら地響きのような雨音。止む頃にようやく起き上がってみるも、出かけるのは絶望的で、せっかく久しぶりに会える予定のリョウタとひろえちゃんとの約束をキャンセルして、また床に寝転んだ。食べないでいると、こんなに顕著に体力が落ちるのかと驚いた。前日はダンスレッスン出られたのに、昨日は起き上がることさえ一苦労だった。そして今日。 出かけなきゃ行けない用事がいろいろあるので、どうにか起き上がる。役所に行って、転出届を出し、厚生年金から国民年金への切り替え&海外転居中の任意加入の手続きを済ませる。足下も頭もふらふら。そして図書館へ本の返却に向かい、そこで司書をしている友達と会って、別れたところでノゾミから連絡。わたしが渡仏するのと同じ日に出産する予定だったはずが、さっき産んだって!栄養不足の対策に病院に点滴を打ちに行こうかと思っていたのに、一気に身体が軽くなって、その足でノゾミのいる病院へ向かう。なぜか走る。さっきまで立っているだけで精一杯だったのに。着いてみると、ちょうどつーちゃんがエントランスにいたので、病室まで案内してもらうと、いつも通りのノゾミがけろりとした顔でそこにいた。赤ちゃん、まだ産まれて2時間。とてもとても小さい。赤ちゃんとつーちゃんとノゾミでいきなり今日から3人家族。ふしぎ。そして、出発前に赤ちゃんに会えるなんて思っても見なかった。ふしぎ。 急な知らせで驚いたら、身体の不調が一気に吹き飛んで、食欲も出て、帰りにドーナツをひとつ買った。明日からもりもり食べて、出発までに何とか体重を戻すぞ。 赤ちゃんのおかげで、命拾いした気分。
荷造りの途中に出て来た絵。 誰を描いたのかまったく思い出せない。 もうやり直しはきかないぞ、という気持ちでギュッギュッとダンボールに詰めていく。それでもまだまだ余裕があるので、アクリル絵の具を2kg分入れて、ついでだから紙パレットとスケッチブックも入れた。こっちはだいぶ重いぞ、制限の30hg超えちゃうかもだぞ、と計測してみる。小さな体重計で、ダンボールを乗せると数字が見えないので、わたしが箱を持って乗ることに。おそるおそる数値を見たら、体重プラス15kgだった。いくら力持ちのわたしでも30kgはさすがに持てないか…。もう片方はまだ10kg。 関税がかかりませんように、とお祈りしながら輸送契約書や梱包明細書を書き込んで、明日の朝早い時間にダンボールを閉じることにする。 午後、歯医者さんで最後の歯のクリーニング。そして行けるか分からないけど、望みを託して、ポルトガルとモロッコのガイドブックを購入。ダンボールに詰める。 昨日から身体の調子が不良気味で、食事が上手くできず、顔やデコルテがみすぼらしい。体重が超えてはいけないラインを超えつつあり、これじゃ献血もできない。情けない。理想はちょっとくらい、いやなことがあっても、揺るがずキリリとしている心も身体もタフな女性です。 健康保険証が29日までしか使えないから、病院にかかるくらい体調崩すなら早めに崩しちゃいたいところ。 今夜は5年間お世話になったダンスの先生のクラスに出られる最後の日。
荷造りのダンボールがなぜかスカスカ。靴は1足はいて、3足手持ち、4足送ることに。コート1着にダウンジャケットも1着と、ボリューミーな衣類も入れたのに、2箱あるダンボールはそれぞれ半分ずつしか埋まってない。これじゃ、輸送中に困るだろうから、何か消耗品を入れていっぱいにしなきゃ。でもこんなにスカスカだと忘れてはいけないものを忘れまくっているような気がする…。 Kaelenとノゾミと会って、 ぶどうのお菓子 を求めてデパートを歩いていたら、その売り場のおばさんに2人が姉弟(or兄妹)と思われた。試しに並んで写真に映してみたら、確かに兄妹と言うのにちょうどいい率で似てるような気がする、目と鼻のあたり。SFに戻る前にもう1回くらいはKaelenと会いたいし、また電話する!と別れ際に言ったら、「ケイコは準備をして!もうケイコには会いたくない!」と言われた…!ひどーい!と笑ったけど、確かにダンボール詰め以外にも書類関係の準備などなど手つかずのことはあるので、Kaelenの言う通りケイコはそちらに専念するべきです。ちょっとの時間でも3人で遊べて楽しかった。 夜、最後のフランス語のクラスに。今日で夏期講習も終わりなので、みんなで持ち寄ったワインやケーキでプチフェット。先週CamlleとCDを1枚交換して、それが気に入ったから来週もう1回交換しようと約束していたのが今日。数日前、渡仏前に会えるのは今日が最後だから、2枚交換しようと連絡が来て、クラスの後にアイスクリームを食べながらCDを受け取った。わたしはさっき買ったぶどうのお菓子をひとつ、おまけにした。次に会う時はCamilleがParisに帰省する冬になる。
夏はどこへ。陽射しはありつつも湿気がなくて、涼しい。夕方も過ぎると半袖1枚じゃ寒いくらいだった。お昼前に郵便局に国際送金について質問に行く。 送金用に今citibankにも口座を開設しているところ。新生銀行との2本立てで、Parisで銀行口座開設までを乗り切る予定。 だけど。今ユーロが下がっているので、ユーロ建てのトラベラーズチェックが有利かも、と銀行にも行ってみて方々に電話で問い合わせ。とりあえず到着初日に家賃と保証金を支払うためには家賃2ヶ月分の現金を用意できてないと。さて、今日こそスープの練習を。 ピーラーの使い方もあやふやで、立ったままの作業が危ないと自己判断し、イスに座ってテーブルで野菜を切る。できました。…なんでしょう、野菜の味がダイレクト過ぎるような。あまりに層が薄いというか単純過ぎるというか、まずくもおいしくもない、この味。パルメザンチーズを振りかけたら随分と料理らしい味にはなった。とりあえず味見程度に食べて、明日の朝食に。にんじんを切るとあんなに強い香りがするなんて、それが今日一番のびっくり。 そして今日一番のがっかりは携帯電話の故障。受信は問題なし。発信すると80%の確率で完全無音。プルルルも相手の声も何も聞こえないので、今日お店に行って相談したら修理には1〜2週間必要で間に合わないのでそのままに。 人と人との関係って生き物みたいなものだから、ずっと同じってことはそうそうないと思う。少し前と今とではぐっと近づいていたり、いつの間にか遠くなっていたり。誰だって日々少しずつ変わっていくんだから、どうしたってそうなると思う。毎日生きてるんだから、ずっとずっと同じところになんて留まってなんかいられない。
日通からの梱包資材を待っていた午前中、小包が。 えー!と興奮しつつ開けてみると、やっちゃんと赤ちゃん、そしてケリーが写った写真とプレゼントが!3人3様の表情で目にした瞬間に気が緩む。やわらかくて気持ちいいハンカチが2枚、すいかみたいなのとお誕生日ケーキみたいなの。同封のお便りを読みつつ。いいなぁ、京都行きたいなぁと思っていたら。え!まさか、まさか!?の展開でまだ未開封の包みを開けると…。 なんと。任天堂DS Liteと文学全集がそこに…。 こんなことって。小さい頃に何度も夢見たようなことが今日現実に起こりました。真夏のサンタクロース。女の子度100%のやわらかプレゼントと、まさかの大物が遠く京の都よりやってまいりました。わたし、自分のゲーム機を所有するの生まれて初めて…。もう、びっくりとうれしいのと、恐縮とで混乱。自分の勝手でどこかに行く人がこんなにステキな贈り物をもらってもいいのでしょうか。くぅぅ。染みる。そこで写真のケリーを見ると和む…。このソフト、なんと100冊分の物語が収録されてるそうなのでもう読み放題。飛行機でもお家でも公園でもいつでもどこでも日本文学三昧。 やっちゃんと赤ちゃん、ケリーどうもありがとうございます。涙です。ハンカチ汚したくないです。DSに早くかっこいいシールを貼りたいです。とりあえず、来週ムギちゃんのお家でお手製ケース作りに挑戦します。DSの詳細は身近なゲーマー(母)に教わります。 この興奮状態のまま、荷造り開始。ひどい。もうお部屋は嵐のよう。荒れまくっている。 煮詰まって、夕方に今日こそ簡単スープの練習を!と食材の買い出しに出かけるも、これでもかというほどの暗雲が立ちこめ突然の突風。恐れおののいて何も買わずにくるりとトンボ帰りすると同時に雷雨そして停電。明日こそ。 その明日、SFからあの男が急遽来日するらしい。
人の性質って、先天的なものと後天的なものとが影響し合って形成されるんだろうけど、後天的なもの:育った環境ってやっぱり大きいなと思う最近。 おそらく我が家は一般的な家庭とは違う部分がたまたま多かったんだろうと、しばしば思う。 今日ポストをチェックしたら、あっちゃんから贈り物が!よく見ると、これは「山本」しるしの印伝 !山本勘助にちなんだ限定の「勘助柄」というか山本柄。印鑑ケースだけど、ケース自体がすでに名乗っている。金魚のストラップもどうもありがとうございます! Parisに行ったらアパートの鍵につけます。鈴がついてるから、落としても気づくはず。 同封のお手紙もうれしく読みました。 やっぱり手紙ってもらうとうれしい。ぐっと来る。 わたしもParisに行ったら、メールだけじゃなくて手紙を書こう。 いろいろな人へ突然の手紙を不意に送ってみよう。 みんなの住所ってほとんど知らない…。聞き込みをしなければ。 午後、ノゾミとお散歩。 わたしが通っていた小学校をぐるりと。 何もかも小さい。驚くほど狭い。あんなに広大に感じてたのに。 でも、それだけ大きくなったんだなぁなんて感慨深くはない。だって、当時と今では身長はわずか1cmしか変わらないんだから。今と同じ背格好でランドセル背負って通ってたんだから。では当時と比べて、このぎょっとするくらい狭苦しく感じるこの感覚は?気持ちの問題だろうか。 冷やし抹茶ぜんざいをゆるりと食べて、いろいろとおしゃべり。 夜はフランス語のクラスに。 今日は後半、お化けについてみんなで話す。思いのほか盛り上がって、こわい話を聞いて、その中でも特にこわいのが4つあって、身の毛もよだつってこういうこと!と実感。その割にすっかり忘れていたのに、さっきお風呂で髪を洗っている最中に急に思い出してしまって弱った。早く忘れたい。
うにと髪を切りに行く。 日本人の髪を上手に扱える美容師さんに出会える可能性はかなり低いので、Paris滞在中は美容院に行かない覚悟。なので、放っておいても大丈夫なようにしてもらった。担当のスタイリストとはかれこれ8年目の付き合いで、1話せば10分かってもらえるので、安心してすべておまかせできるけど、これが当たり前となっている今、よく知らない人に髪をさわらせるのって随分と冒険だ。うにも同じ人に切ってもらっているから、随分前にどうしても予約がとれなくて他所で切ってもらった時のあの不満足さ、納得のいかなさは今聞いてもおそろしい。ただ髪を切る、というだけなのに、ここまで違うのかというようなあの仕上がりの差って…。でもいつもの人でさっぱりと切り終わると、まるで魔法でもかかったかのようにすがすがしくて、気持ちいい。職人技だ。 先月1年のParis滞在から戻った大切な知人に会っていろいろと質問攻めにする。例えば同じ質問をしても、似たような価値観の人とそうでない人だとその回答はまるで違う。なので、今日はここぞとばかりに教えてもらう。いろいろと話して、やっぱり水がよくないので、髪や肌が相当傷むことが予想される。フランス女性は洗顔の習慣がなくて、いつも拭き取り。でもわたしたちは毎日きれいに洗顔することが当たり前だし、肌もそういう風にできていると思う。肌が荒れない洗顔を求めて彼女がたどり着いたのがBIOのはちみつの石けん 。それを今日プレゼントしてもらった!水玉の袋で手渡されたときから、濃厚なはちみつの香りがこぼれてた。これを再びParisに持ち帰って使うぞ。貴重な石けん、どうもありがとうございます。大切に使います! 忘れないように覚書き ・コンバース、Parisでは高い!これは必ず持参。 ・水切り用のボウル、はさみ、文房具も高いので持参。 ・爪きり忘れずに。 ・タイツ・タイツ・タイツ!靴下も高いので持参。 (残念ながらシーズン前に渡仏なので、後々お店にたくさん並んだら送ってもらえるようノゾミにお願いしたけど、その頃、ノゾもそれどころではないはず…。これはうにやムギちゃんにお願いしてみよう) 予想では、靴がかさばりそう…。現状、少なめに見積もっても9足。多いよね、半分くらいにしないとだよね。ぺったんこにできるのはカウントしなくていいことにしようかな…。 今日持ち歩いていたバッグ。帰りに石けんを入れていたから、はちみつの香りが移って甘くていいにおい。 ○伊坂幸太郎 「チルドレン」読了 この前読み終わったのよりは気に入ったところもいくつか…という感じ。
午前中、病院へ。先月受けた検査の結果にはもちろん問題なく、お薬をもらう。わたしは市販の解熱鎮痛剤にアレルギーがあるため、風邪薬や痛み止めがいっさい服用できない。カゼはめったにひかないし、大病もしないものの、生理痛や胃痛は辛いので、普段は婦人科や内科でお薬を処方してもらっている。渡仏に備えて1年分のお薬を少しずつ貯めているので、今日も1ヶ月にもらえる量ぎりぎりの鎮痛剤をもらってきた。これで1年はもつはず。 その足で隣町の図書館へ。返却後、読みためようと思って、今回は日本の本に絞って借りることにして、計7冊。郵便局へ行って、softbankショップに行って来月からの料金プランを変更して、一通り終了。100円ショップで洗濯ネット、タッパー、菜箸、レンジ用のフタなんかを購入。洗濯物を干す紐がピンクしかなくて、そのピンクが好きじゃなくて、違う色を見つけようと思ってやめた。 荷造り…。ちょっとお洋服をブロックごとに分けてみた。送る山、スーツケースで運ぶ山、など。でも、ただ部屋が散らかっただけ。いったいどうやったら…。でも荷物を送る方法は決めました。まったくノーマークだった日通の船便に。ドアtoドアでの配達で約50日で届くらしい。ダンボールは日通から送られてくるものに詰めるので、昨日もらって来た3つは後で返しに行こう…。 夜、トシから電話があってコーヒーを飲みに。FRF出張に出していたポンチョとバッグを返してくれたのとお土産にタオルをもらった。苗場プリンスのスイートに泊まって至極快適だったというトシ。わたしも一度はそんなluxeなFRFを体験したい。そしてもう2年近く使っているわたしの携帯電話が実は初期不良だという驚愕の事実。ガーン。どおりで不便だったはず。 ○伊坂幸太郎 「アヒルと鴨のコインロッカー」読了 人気の作家だし、文学新人賞受賞作だしって期待して読んだけど、1mmもおもしろくなかった。なぜ。最初から最後までまったく魅力を感じず。なぜー。