Hello my friends. Hello stranger.

Friday 31 October 2008

danger signal

金曜の夜、飛ぶように過ぎた5日間。
寒さで手が痛いので、帰りに手袋を買って来た。2.9€と驚きの安さ。一番気に入ったのが一番安いってなんだか複雑な気分。

ストラスブールからやって来たクグロフ。クグロフ型で焼かれてないけど。

ビスケットが大好きです。毎日の朝ごはんに食べます。夜ごはんを準備しながらや、ごはんのあとのくつろぎタイムにも食べます。常に常備していて、だいたい1週間で食べきって、次のものを嬉々として選ぶ日々。うっかり食べ過ぎるとそのペースがずれるのでちょっと困る。滞在中に食べたビスケットの記録をするつもりがすっかり忘れていたので、今からやるぞ。

今日買って来たのはモノプリのbien vivreシリーズのオレンジ味。

9%脂肪減だけあって、カリカリと軽い食感。カロリー減でもあっさり味でたくさん食べちゃったら元も子もない!今、進行形で体重増加中なので自制心を持たなければ、大変なことになる…。こわいー。

こちらはクミーが力いっぱいおすすめするサン・マロの名物デザート。
ぐっと濃厚なフロマージュで本当においしい

体重増加に歯止めをかけるつもりがこの3つをおやつにしてしまった!あれれ。しかも明日は心ゆくまでチョコレートを食べるお祭りなのに。

あぁ、まるまると太って虫歯だらけで帰国、なんてことになっても、うには待っていてくれるでしょうか。
おすすめのエクササイズがあればぜひご一報ください。

Wednesday 29 October 2008

hot & sweet


寒い。

朝、メトロまでの道も霧がかって吐く息も真っ白。罪悪感に浸ってた週末の買い物は実は上着だったんだけど、今日ばかりは買ってよかった!!!と心から思いました。この時期でこの寒さ、できるだけ防寒の装備は真冬に備えたかったけどもうあらかた出し尽くしちゃった…。まだ10月なのに…。あまりの寒さに会社から脇目も振らずにまっすぐにお家に帰り着くも、家が寒い!ひたすらあたたかいお茶を飲んで暖をとる。

そして今日はわたしが買ったグリーンと、クミーのレッドを持ち寄ってタイカレーの日。

クミーをリーダーにカレー2種とサラダ作り、タイ米も炊きます。
このお家では靴を脱ぐことにしたので、みんなスリッパ。

苦みのある小さいキャベツのサラダ
レンズ豆とひき肉で作ったグリーンカレー
鶏肉とココナツミルクのレッドカレー

どちらのカレーも初めての味。辛い!ごはんを2回も炊いて、みんなおかわりしながらもぐもぐと。作ってるときも食べてるときも、4人でキッチンやテーブルを囲むって家族っぽいねーと話しながら。

そして食後にはクミーが買って来てくれたLe Bac à glaceのアイス!
創業1982年の100%ナチュラルな素材だけを使った自家製アイスの販売店だそう。
ヌガー入りのキャラメルアイス。夢のようなおいしさ…。


ただバゲット1本買うだけでも傷ついたり、落ち込んだりするようなことがある。
そういう時にやりきれない気持ちになって、どうしてだろう、と考えて、どうしたらやり過ごせるんだろうと考えて、そうやってたくましくなっていくんだというのを進行形で目の当たりにしてる。幸いわたしはそんな局面に遭遇する機会は少ないみたいだけど、いちいち小さなことで傷つきたくないと思うと同時に、鈍くなるのは避けたい。自分なりの正義を貫ければいいんだ、というユウイチロウくんの言葉はもっともで、でもそれがそう簡単でもなくて。 安易だけど、暗くて寒い冬の始まりの空気ってやっぱり毎日の気持ちに直結してるような気がする。

Tuesday 28 October 2008

Regina


昨日、久しぶりに作ったプッタネスカ。赤い色だから、白いお皿に盛りつけようと思ってたら…。割っちゃいました…。ショック。なので、仕方なく茶色のお皿を使ってしょんぼりとごはん。はぁ、あのお皿気に入ってたのに…。


そして今日はお仕事でParisの日本企業を対象にした、旅行会社からいろいろなプレゼンテーションを受けるレセプションパーティへ。そういう場へ出て行くにはあまりにフランス語がつたないので、最初は辞退したけど、同行者がいるとわかったので行ってみました。


会場はTuileriesの4つ星ホテル、Hotel Regina。こんな用でもなければ、足を踏み入れる機会もないです、きっと。参加者は女性がほとんどで華やかな雰囲気の中、円卓に座ったわたしたちのと ころへプレゼンをするため代わる代わる人がやって来て、名刺交換。2時間の間に結局30枚近くの名刺をもらって、もう誰が誰だか。ベルサイユ宮殿やオルセー美術館の担当者の名刺を手に、「わたしただのワーキングホリデーの人なんですけど…」と心の中で申し訳ない気持ちになりました…。 

パンの器に入ったサンドイッチ。手前はハムで、奥がサラミ。

2回のセッションを終えて、場所を移動して食事。ちぢこまりつつもいろいろ食べま した。どれも見た目にもきれいで、本当においしかった。この後会社に戻るからさすがに遠慮したけど、まわりは全員シャンパンを選んでたなぁ。そしてデザー トも出されて、あれもこれもって気になったけど、ぐっと堪えて1つだけにしました。くー。

帰りに通りかかったジャン・ポール・エヴァンのウィンドウ
帰りにホテルの人がくれたプティ・カドー


そして今夜は野菜をたくさんたべようの夜ごはん。さつまいものハニーマスタード和えは、サツマイモ自体が日本のものと別物!中がオレンジ色だし、水っぽくて柔らかくて、あまり味がないような感じ。でもなかなかおいしい。問題はこの野菜炒め。お醤油とかいろいろむやみやたらに入れたら、やっぱりそういう味だ。あんまりおいしくないー。

実は毎日毎日会社に通う日々に疑問も感じてるし、その働いてる環境やいろいろなことに対して矛盾やジレンマもあって、もっと別のことが出来るんじゃないかとも思うんだけど、今日みたいな貴重な経験ができることも事実。滞在中ずっとここで働くぞ!なんてつもりもないし、あまり深入りせずに客観的にいろいろを見つつ、流されずにしっかり足下を見ながら日々を過ごそう、というのがこの週末に決めたこと。1日も無駄になんてしたくない。

Sunday 26 October 2008

60 minutes

今日でサマータイムが終わったので、朝、時計を一時間戻す。
消えた一時間!ふしぎ…。これで今日から日本との時差は8時間に。

昨日の片付けを済ませて、唐辛子を1ユーロで譲ってもらうために出かける。この間発見したチュニジア街(勝手にそう呼んでるだけです)まで歩いて行って、一番気になっていたお店に寄ってみる。St-Antoineと名付けられたパイが気に入ってマダムに具は何か聞いてみたら「champignon!」と言われ、ずっときのこが食べたかったので即決。

チュニジアの甘いお菓子がずらり。マダムはわたしのパイをあっためているところ。
サクサクパイに、きのこがたっぷり。こぶりなのに大満足。

とうがらしの受け渡しが10秒で済んだので、せっかく近くに来たし、と植物園へ歩いて行ってみる。
ノゾミと2年前に来て以来の散策。

なんだか秋というより冬のムード。
今日は一日くもり空。時々うっすら陽射しも。

ノソミと遊びに来たときとうってかわって、すっかり秋色の公園。木々や花々もボリュームダウン&カラーリングも淋しくて、より寒々しい雰囲気だけど、静かでとても気分がいいお散歩になった。

これはノゾと一緒だった2006年の9月の終わりこれは今日。2008年の10月の終わり背が低い木

そしてすぐそばなので、モスケにも行ってみる。2年前のゆるいシステムとは違って、信者以外の見学者はきちんと受付を通ってそこでチケットを買わなければいけないと言われその通りに。こちらもお花がぐっと少なくて、陽射しがない分より静謐な空気。タイルやモスケの色と花の色の組み合わせはどれもきれい。



今日はできるだけたくさん歩こうと決めたのでとことん歩く。そこからマレまでぐんぐんと。
毎日酷使しているバッグの持ち手がちぎれる寸前なので、丈夫で大きい鞄を探していたんだけど。ユーロが下がっているからでしょうか。油断していたのでしょうか。前から気になっていたものを思いがけず今日また見つけてしまって、結局買っちゃった。買わなきゃいけないのはバッグなのに。ちぎれたら困るのにー。

これはにせもの?それとも本物?

夜はまたクミーのレシピでツナとじゃがいものパスタ。今日はブイヨンをちょびっと入れてみた。

はぁ、ついに買い物をしてしまった。すごくすごく気に入ってるけど、生活必需品じゃないものを買ってしまった罪悪感で落ち着かない…。

Saturday 25 October 2008

fête

週末。
トーキョーではMAGNETICが集客200人超えの大盛り上がりだったそうで何より。しかしこちらも負けずに盛り上がりました。土曜の夜に催した引越パーティ。フランスでは引越をすると新居にお友達を招いてパーティをする習慣があるそうなので、わたしとチハルちゃんもそれにならってやってみることに。

わたしの豆煮込みの残りとチハルちゃんの定番、エビオレンジで朝ごはん。

チハルちゃんと朝ごはんを食べて、買い出しに。助っ人のクミーが到着して3人で準備開始。するも、すでに予定時刻を大幅に過ぎていて、何も用意できてない状態で最初のお客さまを迎えてしまった…。

クミー作のビーツのサラダやチハルちゃん作のフィリピン料理アボ

続々とお客さんが到着しつつ、それぞれ好きなように飲んだり食べたりしてもらいました。お仕事の後にかけつけてくれた人、恋人やお友達を連れて来てくれた人、総勢20名以上が集まってくれてとてもにぎやかな夜に。集まった人同士のほとんどがはじめましてだったけど、みんな楽しそうにおしゃべりが展開されて、あっちの話も聞きたいしこっちも気になるーと大忙し。はじめまして同士が新たな仲良しになっていたりで、こうやって輪が広がるのかぁと観察もできた。確かに今回来てくれた友達の中にもお友達のfêteで知り合った人もいる。なるほど。

ミホナちゃんがチーズやパテと一緒に持って来てくれた自作のバゲット。
大人気であっという間に売り切れに。


真ん中のピンクのがビーツのサラダ。今度作ってみよう。

19時過ぎくらいから1時過ぎまで続いた引越パーティ。素敵なお家と言われてそうでしょう?と得意顔に。周りからも「お部屋探しは運とタイミング」ってよく言われたけど、ほんとうにその通り。ぜひみんなのお家にも遊びに行きたい。そして久しぶりに会った友達からは、肌がきれいになったとか、健康的になったとかそういう意見も。と、同時にあの時は相当に悲壮感が漂ってたなどなど。確かに、引越し前にお家問題で思い悩んでいた頃は睡眠も食事もおざなりの完全な栄養失調で、ずいぶんとみすぼらしかったから…。今は脂肪もちょっとついて、むしろ食べ過ぎに気をつけなきゃというくらいです。ささくれもまったくなし!

みんながいろいろなお酒を持参してくれて、飲みきった分がこれだけ。
赤いのやピンクのや白いのや、いろんな味のワインが集まりました。

はぁ、お友達がたくさん集まってくれた景色をみて、なんだか不思議な気分にもなった。
MAGNETICに行けなかったのは残念だけど、こちらの週末も最高でした。いつでも大歓迎なので、お休みがとれそうな人はぜひParisに遊びに来てね。


Thursday 23 October 2008

coconut milk

今日の市民講座、ようやくまともに授業を受けられるようになった感じ。
取り上げられた文法がとても簡単なこともあって、声を出す機会も多くなった。 授業自体もすごくスムーズに進んでる、と思ったらその理由がわかった。クラスの内容や流れに関係なくやたらめったら発言するあの人が2回連続で来ていないからだ!彼が発言するたびにみんな失笑してた…。性格も国民性も年齢も幅広く集まってるから、確かに積極性がモノを言う場ではあるけど、あまりに自己中心的な態度にはみんな一様に閉口。それでも悪意からじゃなくて、どこまでも無邪気な「これも知ってる!あれも知ってる!」のアピールはかわいらしくもあって、このままずっと欠席なのはもしかして淋しいかもしれない。もしかして、だけど…。そして会場として使っているこのソルボンヌの小学校がVacance de Toussaint に入るので、市民講座も2週間ヴァカンス扱いに。自習しよう。


クミーが撮ってくれたわたしのカレー

小学校を出たら、クミーに呼ばれてBibliothèque François Mitterrandへ。メトロ14番線は無人運転で騒音も揺れもなく、ワープしてるかのような超高速移動。初めてこの駅で降りたけど、地上に出た瞬間、まるで汐留のような景色に仰天。ガラスをふんだんに使った新築のオフィスビルやアパルトマン。どこもかしこもピカピカ。こんなParisもあるんだ…。
電話誘導でたどり着くと長蛇の行列に埋もれているクミー発見。 いろいろとあって、結局願いは叶わなかったけど、わたしたちの後ろに並んでた女の子には釘付けだった。行列していたのはRue des Frigos通り。「こんなに寒いなか何時間も並ばされて、まさにfrigo(冷蔵庫)よね!なんてコンセプチュアルなの!」みたいな感じに大声でみんなに呼びかける。思い入れもひとしおのクミーはすっかり凍えて口も回らないほど。わたしは能天気にその女の子の短い前髪がかわいいなぁなんて思いながら。

意気消沈のまま、お家の近くのタイ料理レストランで夜ごはん。
この場を借りて念を押しますが、わたしはいやなことやうれしいことや何でもかんでもクミーにまき散らしていて、延々と吐き出されるわたしの言葉をうんうんと聞いてくれるあなたにどれほど助けられていることか。どうぞあなたも、きゅうっと気持ちがしぼんでしまうような日々をそんなにひとり占めせずに、少しはわたしにも役に立たせてください。夜中でも何でも、一緒にあたたかいミントティーを飲むだけで解決してしまうことってきっとあるはずで、むしろそれを頼りに生きているようなものなのです。
厄払いということで、夜ごはんはクミーがごちそうしてくれました。おいしかったー!

Wednesday 22 October 2008

kitchen


いまのお家に引っ越して、近くの気になるパン屋さん6件のバゲットを食べ比べた ら、ここがダントツにおいしかった。ついでに値段も一番高いけど、それでも日本円で30円くらい。中にはカイザーのお店もあったけど、わたしの好みではここが優勝。こう、表面がつるっとしたパンよりも、粉がいっぱいついていて、ざらざらとげとげしてて、外側はできるだけ固くて、そして内側はふわっとしてる のよりももちっとしてるのが好み。このパン屋さんのバゲットはそれが極端。しかもここのは先が丸くな
くて四角い。小さな紙を巻いてそこを持ってあとはむき 出しなので、持ち帰るときには服にもたっぷりパンの粉がついちゃうけどいいのです。お菓子も作ってて、どれもおいしそうだけどまだ試したことなし。って Parisに来ておやつのケーキやマカロンをまだ一度も買ったことがない。残念。


この間焦がしてしまったBléをもう一度。今度はひき肉と豆も入れてみる。弱火か中火か正解がわからなかったので、それぞれで10分ずつにしてみた。なるほどー、前回よりしっとりというか多少水っぽいけどこっちのが正しいんだろうな。これも大きなフライパンいっぱいに炊き込んだので、冷蔵or冷凍行きだ。同じBléでもチハルちゃんはお醤油やだしで炊いていて、ちょっと味見させてもらったら完全に和食だった。すごーい。それもできるようになりたーい。そして今夜もキッチンでゆるゆるとおしゃべり。恋愛と古い慣習とその周辺のフェミニズムについて。確かにときどき友人の言葉にさえ耳を疑うような発言ってある。それを価値観の差として黙認するか、議論して意見交換の場とするか。後者を望んでもなかなか叶わないことは多い。


深夜、宿題。20分と見積もった練習問題にたっぷり1時間かかった。ガーン。まだまだ手を付けていない宿題があるんですけど…。でもとても丁寧な先生で、前回提出した宿題に細かく赤ペンを入れてくれた。そして裏面にはわたしのミスが一覧にまとめられているのです。 3回目の授業で、ネームプレートを机に出したら「keiko、名前は覚えてるからそれはもう必要ないよ」と先生。30人もクラスメイトがいて、多国籍でむずかしい名前の人もいるのにたった3回で全員分を覚えているなんて。プロ!すごいなー。

Monday 20 October 2008

market

月曜日。
昨夜1時間しか眠れず、いきなりはじまった日常。と言いつつも、Parisで寝起きして仕事へ向かう日々はわたしにはまだ非日常。


わたしにはとにかくお買い物がしやすいスーパーが大事。雰囲気とか明るさ、なにより商品の品揃えと見やすさが。お料理にもお買い物にも不慣れで、見たことのない食材がたくさんあるし、お店の作りに甘えないと買い物すら上手に出来ないという…。それ次第で生活がガラリと変わる。それにびっくりするほど左右される。夢見がちだからか。

なので、クミーが遊びに来たときに、お家の近所でMONOPRIXの袋持ってる人見かけたよの一言を忘れられず、検索したらあっさりと見つかった最寄りのMONOPRIX。夕方についにそこへ行ってみました。

感動。雑貨類やお洋服、薬局も入った大きなMONOPRIXで、お肉売り場にはお肉屋さん、お惣菜売り場にはお惣菜屋さん…とそれぞれに担当の人がいます。いうことは、陳列の他に対面販売があるのです。あまりに広くて、キラキラしてて、本当は缶詰を2つ買いに行っただけだったんだけど、結局1時間もかかってしまった。

そして今日のごはん。

豆の煮込み。豆が大好きなのにずいぶん食べていなかったからうれしい。

洋風な見た目だけど、土鍋で炊いたごはんのおこげがちらほら。
ベジタリアンメニューのレシピだけど、トマトを入れすぎたのかすっぱかったので、結局最後にクリームを足してしまった。でもおいしくなったからいいかー。たくさん作ったので保存しよう。冷蔵保存・冷凍保存のみきわめって?新しい課題。

Sunday 19 October 2008

B to P

日曜。昨日よりもいいお天気。Kaelenはもちろん二日酔い。 頭痛の中、Kaelenのお料理教室。メニューはフレンチトーストとサンフランシスコ名物のオムレツ。 オムレツの具はにんにく、マッシュルーム、ほうれん草(たっぷり)、ひき肉、パルメザンチーズ。 フレンチトーストにはウィスキー入りのオレンジジャムが。


おいしいー。わたしのあやふやななぞ料理とは対照的に輪郭というか構造のしっかり・はっきりした明晰なお料理です。ひとりでもやってみます。精進します。そしてお家で食べるときもちゃんとナイフとフォーク、ナプキンをさっと用意するところに感心。わたしだったら思いつきすらしない…。

おなかも膨れて、このままもう一度眠りたい…と誘惑に負けそうなところにお迎え。昨日の夜一緒に遊んだKaelenの同僚が車でアントワープに連れて行ってくれることになったのです。大人5人で乗り込んで出発。みんな数カ国語を操れるので、カーナビの音声をロシア語にしたり、ポルトガル語にしたり、ギリシャ語にしてみたり。どれもちっともわからない!それどころか、英語もフランス語も中途半端なわたしは言いたいことが言えないもどかしさを満喫して、勉強しよう!と火がついた。




アントワープはブリュッセルともまた違った街並。下着姿の女性がずらーっとショーウィンドウに並んだ界隈を歩いて目が点。アムステルダムだけじゃなくて、ベルギーでも合法とは知らなかった。 

名所をいくつか回って、途中カフェに入ったら、偶然HORTAカフェ。

まだおなかがいっぱいのわたしはミントティーにしたけど、毎日眠る前にこれを飲んでいるせいか、条件反射的に眠気が…。パリでは今回も前回も一度もみかけないけど、ベルギーではカフェやバーでも有料トイレが多いみたい。入り口にいるマダムにお金を払うとトイレの使用許可を得られるシステム。でも10年前に初めてヨーロッパに来た時はフランスでもどこもそんな感じだった。Parisに帰るThalysの時間に合わせて、再び車へ乗り込む。帰りにJewishの地区を通って、今までに知らなかったいろいろな帽子の種類や男の子の伝統的な髪型を初めて見た。うとうとと車に揺られながら、ブリュッセル中央駅に着いたのはThalys発車の10分前。Kaelenと走ってホームまでたどり着いてあわただしくお別れ。サンフランシスコ同様、何から何までお世話になりっぱなしでした…。東京、サンフランシスコ、パリ、ブリュッセル、アントワープ。Kaelenとケイコが次にどこで会うのかが今から楽しみ。

あっと言う間にParisに戻って、お家まで帰り着くとなんとチハルちゃんが夜ごはんを作ってくれた。うれしい。わたしが勝手にハヤシライスと呼んでいる、そんな味がするお料理。今日の食事はすべて友達が作ってくれたことになる。しあわせ。実はわたしのほうが7つも歳上だけど、何もかも頼りっきりです。

ごはんも炊いてくれて、まさにハヤシライスという夜ごはんになった。おいしいー。

一緒に食べて、その後はコーヒーを飲みながらいろいろな話を深夜まで。日本語だと 自分の言いたいことが言いたいように、いくらでも話せるというその当たり前の自由がありがたい。と同時に英語でもフランス語でも少しでもそれに近づけるよ うにがんばろうと思う。自分の思ったことをできるだけ正確に伝えることが目的。言葉はそのためのツール。

Saturday 18 October 2008

neighbor

午前中、洗濯をしながら掃除機をかけて、片付けを一通り終えてから、残り半分になったいちぢくとくるみのジャムをたっぷりとのせてバゲットを頬張る。食べても食べても減らない。昨日お家から歩いていけるエリック・カイザーにバゲットを買いに行って、1本って言ったのになぜか2本渡されて、でもぼーっとしたまま2本とも買って来ちゃったので。

これは初めて開封したとき。だからジャムも満タン。

午後、お家をでて北駅へ。

タリスに乗ります。行き先はBruxelles。今回の滞在で初めてのParisからの遠出。


うとうとしてたらあっという間に着いて、ふらふらと歩いていたら右手に迎えに来てくれたKaelen!
ブリュッセルには2年前にノゾミと一瞬寄ったけど、街の中心地に行くのは初めて。
Parisよりもずっと静かで道がきれい。見慣れている景色よりも背の低い建物が並んでる。
やっぱりParisより寒い。今日、Parisは最高に良いお天気だったので、うっかりパーカの下は半袖で来てしまった。

建物や雰囲気がちょっとずつParisとは違って、そのちょびっとが積もり積もって、やっぱり外国という感じ。かわいらしい街並だけど、全体的に大人っぽい印象。Kaelenのお家の近くを散歩ツアー。途中偶然見つけたアール・ヌーヴォーの巨匠Horta氏の自宅兼アトリエだった、HORTA Museumへ。 何気なく入ったけど、2人とも思いのほか楽しんで、いろんな仕掛けがたっぷりでとてもステキな美術館でした。その後またお散歩して、お店が閉まる明日に備えて、スーパーへ買い出しに。Kaelenはなんと6ヶ月住んでいるお家のキッチンをまだ一度も使ったことがないので、塩や胡椒から揃える。

パッケージに惹かれて買ったこのヨーグルト、今までで一番くらいおいしかった。


食事に行きながら、夜の観光。グランプラスには、なぞの電飾が。

夜は、Kaelenがブリュッセルで一番気に入ってるレストランへ。Kaelenのごはんナビはいつでもどこでも正確。
人気で満席だったけど、シャンパンを飲みながら1時間待ったら席へ案内されました。ラストオーダーまでに席が空くか、ドキドキしながら待ってたのでかなり達成感。
雰囲気も、スタッフも、お料理も満点です。ほんとうにおいしい夜ごはんで、ふだんのわたしのなぞ料理はtadanomealだけど、これはまさにdinner。ごちそうの数々。



これが一番おいしかった!オマール海老とムール。



最後に頼んだデザートはメロンのスープ

深夜、Kaelenの同僚と合流。みんなたくさんお酒を飲んで、最後はブリュッセ ル名物のフリット。ごちそうをたっぷり食べた後で、夜中の2時に大量のフライドポテトを頬張る。これ以上に罪深い行為はありません。しかもその罪悪感がお いしさをよりいっそう引き立てるのでとまらない。

地図もガイドブックも持たずに知らない街を歩き回れるのはすごく贅沢な気分。