午前中、買い出しに行く道々で、同じ用紙を持って歩く人を何人も見かける。帰り道で気になって、そのうちの1人に何をしてるのか聞いてみたら宝探しだった。Marieでもらえるそれを頼りにあちこち巡るらしい。いいなぁ、のどかでいいなぁ。とNARUTOを控えてるわたしは心からそう思いました。
そして午後、インドネシアの人たちの集まりで交通止め&爆音のインドネシア音楽の広場を抜けて、NARUTOへ。開催中のJapan Expoのために来仏しているNARUTO役の声優の方と、そのキャラクターデザイナーの方への取材のためUKから来るジャーナリストのインタビューの通訳に行ったのでした。今勤めている会社の業務ではなく、知り合いに頼まれたこの仕事。「30分だけ通訳してほしい」と聞いて、案内所か何かの担当と思い込んで引き受けた後に判明したこの事実…。お二方(とくにデザイナーの方)は著名な方らしいけど、何せわたしはアニメに関してまったく無知だし、しかも同時通訳っ て…。荷が重いよ。素人なのに。
不安しかないけど仕方ないので、空港近くの幕張メッセ的会場へ向かい、パスを下げてプレスルームへ。 London から来ているジャーナリストたちと合流して、はじめましての挨拶もそこそこに2〜3分打ち合わせて早速声優の方にインタビュー開始。
ってここで初めて気づいたのです、通訳って通訳だけじゃ済まないってことに。
だって彼らは日本語が話せないわけで、つまり話を引き出したり、相手の回答に依っては質問の順番を入替えたり、話の流れで質問の方向をアレンジしてみたり、これらすべては結局わたしがやるんだってことに。 しかも周りにお付きの方がいらっしゃって、時間が押してるとか何とかで急かされながら、ご本人に失礼のないように、UK組のあれもこれもに応えつつ、英語と日本語を一瞬一瞬切り替えて…っててんてこ舞い。
プラス、NARUTOについて無知なことはひた隠しな訳で、さも知った風な様子でインタビューを進めるという限界点ギリギリの状況。何とか、なんとか終えてこんな思いは二度と御免…と思ってる間にデザイナーの方のインタビュー開始。もうおびえてる暇すらない訳で。
結果、無事に終えたわけだけど、寿命が縮まる思いでした…。 いい勉強になった。本当に。
お二人ともこんな何も知らないアニメも通訳も素人 (とはまさか思ってないだろうけど…) のわたしの目を真っすぐに見据えて、真剣に一語一語答えてくださって、わたしも何とかUK組に上手く伝えたいと心から思いました。UK組も通訳が来る、と しか聞いていないのでわたしが素人なことは知らず。でもはったりでも何でももうやるしかないっていうあの状況になったら、意外とできるものですね。勝手に口が動いて、澄ました顔でプレスルームを後にすると同時にすごい解放感…。結局18時終了の予定が、終わってみれば19時過ぎで、これでお金をもらうって、なんだか身一つっていうか、物々交換っていうか。そんな感じ。
ぐったりしてParisに戻り、夜は突然Bruxellesから遊びに来たKaelenとガールフレンドたちとカンボジア料理へ。
この夕ごはんを支えにNARUTOを乗り切ったのです。
そしてその後は、ワインを買ってcanal沿いでのんびり。あらためて解放感。
深夜に左岸へ渡り、酔っぱらいや喧嘩をすり抜けて、Parisの土曜の夜を満喫しました。
Hello my friends. Hello stranger.
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2 comments:
おつかれさまー!無事遂行おつかれさまー!
そして仕事納めだよね、そちらこそ、お疲れさま。
身になるというか、血と肉になるような経験をつめたね、ケーコ、おっきくなっただろうな〜。
しばし仕事しないフランスをお楽しみあれ!
yasucon&nei
ありがと、仕事納めたー!
物理的には0.5cm身長も伸びたから期待しててー!
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