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Sunday 26 July 2009

Cinéma en plain air










昨日のお話。 夜のピクニックの本当の目的はParc de la viletteCinéma en plain air FRFでいうところのOrange courtくらいの広さのスペースが解放されていて、毎晩無料で映画が観られる。今の時期のParisは日の入りが21h30〜22h00頃で、映画の開始時刻は日が沈み次第。なので今日は20hに待ち合わせして、ピクニックしながら日の入りを待って、映画を観ようということに。集まったのは通っている午後のフランス語のクラスの仲間たち。もちろんみんな時間通りには来ないので21h過ぎにやっと集まる。遅刻の理由も「スペイン人だから」で済む。










それぞれが恋人や友達も連れて来て、20名ほどのグループに。上映開始頃には足の踏み場もないほどにたくさんの人で埋まりました。イラン・モロッコ・スペイン・リトアニア・ドイツ・イギリス・ポーランド・アメリカ・オランダの持ち寄りが集まって多国籍な夜ごはん。イランの料理とお菓子、ポーランドのお酢を使わないピクルス、リトアニアの黒パンが特においしかった。

22h40ころ、ようやく暗くなってからキャンドルで灯りを点して、頭上には星が出始めて、見知らぬ人たち数百人と風にあたりながら一緒に映画を観るって思ったよりもずっとすてきな気分です。思い思いに笑ったり、気に入った場面で声を上げたり拍手をしたり。相変わらず電話をしてる人もいれば、子供たちの声もあちこちから。ぐっとくる場面はみんなため息をもらしながら感動して、息をのむシーンでは一瞬の静寂に。途中、夜空の下芝生にぽつんと座ってる自分が、なんだか今すごく遠いところにいるんだなぁって感じたり。
この日の映画はSean PennのInto the Wild。アメリカの映画なので、フランス語の字幕付き。期待通り、いい映画だった。


映画が終わったのは25h過ぎ。感想をあれこれ言いながらピクニックの片付けをして、AM2h過ぎに帰宅。週末はメトロが遅くまで動いてるけど、きっとvelibで帰っても気持ちよかっただろうな。 ちなみにわたしが持って行ったのはMAKI。 買って来たアボカドが固過ぎてまったく使い物にならず結局キュウリで代用。案の定ベジタリアンが何人もいたけど、おすしは大好きって人もたくさんいてよかった。

Parisでのどんなイベントでも「いいなぁ」って思うところは、(国籍はもちろん)初老の方からおじさん・おばさん、若者からこども、赤ちゃんまでさまざま年代が入り交じってると
ころ。多様性。トーキョーだと同じような服装や趣味、いわゆる ”style” が似かよった人たちが集まりがちな場が多いような気がするけど、ここではいつもボーダーレス。日本だとやっぱり泣くと迷惑だから、って赤ちゃんをこういうところに連れて来たりは難しいんだろうか。親が映画観たいからって、夜中の1h過ぎに外にこどもを連れ出すことは非常識って言われちゃうのかな。今日来てた友達のこどもも、周りにいた小さな子たちも芝生で走り回ってすごく楽しそうだった。

モロッコ人のnawalはkeikoってうまく言えなくていつもわたしをクークーって呼んでる。新しい呼び名。

※parc de la viletteのサイトの写真。こんな感じで映画を観るのです。

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