sick in bed

昨日、起き抜けから喉の痛みと鼻水の洪水で花粉症か…と思っていたらどうやらカゼだったみたい。午後気づいた。でも水曜だったので仕事の帰りにMaison Européenne de la Photographieに写真を観にいきました。Henri Cartier-Bressonの展示。とてもよかった。わたしもほんとうは人を撮りたい。Parisに来てから人のいない風景ばかり撮ることが多いけどそうじゃないのを撮りたい。他の展示も観る予定が、頭痛が限界で這うようにして帰宅。そこからあっという間に悪化して、頭痛と身体の痛みで眠れず。

わざわざ祝日の今日にあわせて体調崩すなんて。でも間違いなく旅の疲れだから自業自得です。ユウイチロウくんのおじいさま処方の漢方を飲んでベッドでおとなしくしています。観に行きたい展示もたくさんあるし、Borisのお家での餃子パーティ、スーパー楽しみにしてたのに。やっぱり行けないかなぁ。午後、なんとか回復しないかしら。

旅の振り返り。Bretagne：ブルターニュ。

フランス北西部のイギリスに近い地方へ博士と二人旅。
PortoからParisへ戻り、3時間眠ってまだ暗いうちにお家を出発。TGVでまずはRennesまで2時間。そして夕方にはそこからSaint-Malo：サンマロへバスで移動。およそ2時間。博士は去年St.Maloに住んでいたので、里帰り。

そこから今日の宿泊地Cancale：カンカルを目指しさらにバスを乗り継ぎ1時間弱。山の真ん中にあるホステル。これはホステルエントランスからの眺め。

周辺はパン屋さんどころかお店そのものが存在しない本当に山の中。そして海沿い。

Rennesのマルシェで買った新じゃがとミニトマトでサラダ、魚のスープとシードル、デザートにイチゴで夕食の準備。主食が無いけど仕方ないねぇ、と食べ始めようとしたら、向かいでキッシュを焼いていたマダム2人組がたっぷりとおすそわけをくれました。思いがけずボリューミーなテーブルに。しかもその2人のうち1人がわたしのアパルトマンからすぐのところに住んでいるとわかって奇遇ですねぇと。こんな海沿いの山の中でご近所さんに出会うなんて。そして外国人はおらず、宿泊客はvacances中のフランス人のみ。波の音を聞きながらベッドに入って、本を読みながら眠りにつく静かな夜。

翌日、博士はなじみの料理教室へ向かうため、始発のバスが出る前に徒歩で山を下って行きました。

ひとりバスを待つ。まわりには緑だけ。ホントにバスがやって来るのかそわそわ。海岸まで下り、ひとりで海沿いを散歩しつつ、道端でばったり再会した昨日のキッシュ２人組とマルシェをながめつつ、午後博士と合流。

そしてこの日はSt.Maloへ。城壁に囲まれた海辺の街。
かもめをたくさん眺めた日。城壁内の石畳はなかなか手ごわい。

最終日、お昼まで海辺を散策して、延々バスと電車を乗り継いで、6時間ほどかけてParisへ。
長い移動がまったく苦にならないのは、きっと陸路だから。窓からの景色はいつもきれい。

そしてkioskで買ったJalouse。CHANEL Nº5のプロモーションが凝っている。
このひらひらすべてがムエットになっているので、相当な香りの強さ…。わたしには似合わない香り。

Parisでの夕ごはんはなぜかちらし寿司。
そして海辺でカゼをひいてしまった薬の飲めないわたしは翌日からの北欧行きが不安だったけど、ユウイチロウくんが夜遅くに持って来てくれた漢方と、博士が作ってくれたフレッシュなはちみつレモン、カオルが送ってくれた暖和茶で徹底的に温める。そしてキッチンでチハルちゃんも交えて4人でおしゃべり。
期せずして、博士のフランス最終日に4人家族がみんな揃った夜でした。