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Wednesday 27 May 2009

sea gull










お昼前、取材に出かけた先でしっかり雨に降られた。カゼ治したばかりだから気をつけないとなぁと思いながら。でも仕事を終えて帰途につく頃にはこの陽射し。19時過ぎ。お散歩にちょうどいい気温だったので、Saint-Germainからお家まで歩いて帰りました。左のは今日のお昼に買ったアーティチョークとラルドンのFougasse。

この前スーパーで桃を選んでいる人に話しかけられて、世間話をしながらわたしはぶどうを選んでいたら、「ところで何歳?14~15歳くらい?」と言われて、驚いて「そんな訳ないじゃない!」と答えたら。「え!まさか13歳!?」って真顔で…。いくら何でもそれは見誤り過ぎでしょう、実年齢言い出しにくいったらない。言ったけど。案の定「c'est pas possible...」って言われたけど。むー。





旅の振り返り:Helsinki

空港から市内へのバスで隣にすわった女の子があまりにかわいいので、見とれながらヘルシンキのおすすめアドレスをいろいろと教えてもらいました。


工場見学に申し込んでいたARABIA工場へ。
この建物の右側にとても近代的な建物があって、それが本社&工場。

ちょっとした行き違いで、1時間ほど待つことになったんだけど、その代わりに団体に混じっての見学ではなく、なんとわたし1人にガイドの方が付き添ってくれて、単独での見学となりました。
ガラス張りの見学用通路みたいなのがあるのかな、なんて予想してたらとんでもない。たくさんの行程ごとの作業をしている職人の方達の間を縫って、まさに工場そのものをあちこちてくてくと歩いて回るのでした。企業秘密とかないんですか?とこちらが心配になるくらい、どこまでも入って行けます。品質チェックはほんとうに厳しくて、ガイドをしてくれた広報の方も「わたし何度見てもB級品と正規品の区別つかないんですよ」と。Paratiisiの絵付けのコーナーでは、その手順を説明しながら見せてもらいました。そして職人さんたちの自分の作品もこの工場の窯で焼くことができるそうで、それを展示してあるスペースもありました。

そしてARABIAがサポートしているアーティストたちのアトリエも。
ARABIAにはArt Departmentがあって、そこには日本人の石本藤雄さんも所属しています。この芸術部門ではジャンルを問わずアーティストを受け入れているそうで、陶器や焼き物に限定されていません。ここにアトリエを与えられ、材料と設備を自由に使って制作が可能です。 founding membersたちのアトリエとは別にレジデンスもあって、去年は日本人男性がいたそうで、いくつか絵画作品を見せてもらいました。そして今はオランダ人の女性アーティストが入っていて、ドローイングをみせてもらいました。って、こんなところまで見られるとは!

そして最後にARABIAのむかーしの作品から今までのものが歴史順に並べられたミュージアム。ここもガイドの方が解説してくれながら、一緒に回ってくれました。今のシンプルさからは考えられないような複雑な形や模様のものもあって、説明なしに1人で見たらそうすることの必要性や流れは理解出来なかっただろうなぁと思いました。

そしてついにお買い物。ファクトリーショップではお買い得なB品もたくさん扱っているけれど、あの品質チェックの様子を見たら「B級品」なんて呼べないほどの出来なんじゃないだろうか…。しかも工場見学をした人は、正規品20%、B品10%の割引チケットまでもらえるので、ちょっと考えられないほどのお得感。朝のうちはどうしても欲しいものだけ買おうと思ってたけど、職人さんたちの作業の様子を間近に見たら、器の見え方がまるで変わりました。ぐっと魅力的に感じるものがあちこちに。結局8点に絞って購入。
お買い物はもちろん、工場見学はとてもいい経験でした。ほんとうに楽しかった!職人さん含め、ショップやカフェ、レセプションやギャラリースペース、すべてのARABIAスタッフの方たちの感じの良さと気持ちいい働き方に感動です。










泊まった宿のすぐ近くのウスペンスキー寺院。










そしてかもめ食堂の舞台となった食堂。わたしはシナモンロールとコーヒー。
ここに入ろうとしたら向かいから同じタイミングで歩いて来た女の子が1人。仲良くなったので、この日はそのまま一緒に遊びました。韓国人のスンヒちゃん。もしこの日記を見ていたら連絡くれるといいな。メールアドレスを書いてもらった地図を宿に忘れて来てしまったのです。
ここも気持ちのいいところでした。シェフのおじさんに話を聞いたら、映画のお陰で日本の人がいっぱい来てくれるよって。おじさんも映画見た?と聞いたら、見たし気に入ってるとのこと。


ここも宿からすぐの港。部屋の窓から海が見えます。そして港に面したマーケット広場。










次の日は早起きしてスオメンリンナ島へ。
フェリーで15分。朝早いこともあって、ほとんど人気なし。ここは世界遺産の要塞です。あちこちに大砲も。
あまりに静かで美しくて、夢かと思うくらい。
聞こえるのは自分のざくざくという足音と呼吸の音、それに鳥の鳴き声くらい。

























とにかく人がいない。



それでもフェリーでマーケット広場に戻るころには島に向かうフェリー待ちの行列はかなりの人数。
ヘルシンキの人はお休みの日はこの島によくピクニックに来るそうです。


そしてふらりと入ったmarimekkoのお店で昨日遊んだスンヒちゃんとばったりと再会。昨日一緒に行ったIVANA helsinkiのスタッフの女の子が明日近くでアートマーケットがあるよ!と教えてくれたので、ふたりで行ってみる。ヘルシンキに1ヶ月滞在したスンヒちゃんも翌日には帰国だそうで、しばらくお散歩してお別れ。
わたしはアアルト自邸へ。

見学の時間が決まっているので、それまでりんごをかじりながらお家の前で待機。




光がたくさん入るすてきなお家。ガイドの方が家具ひとつひとつについても説明してくれます。
ガイドツアーは英語でしてくれます。どの部屋もとても居心地良さそうな作り。

ここを後にして岩の教会を観に行ったらうっかり結婚式に出くわしました。














朝から歩き通しだったので大聖堂の見えるカフェで休憩。
スンヒちゃんがこの大聖堂が好きで、このカフェも昨日おすすめとおしえてもらったところ。
彼女に1ヶ月ここにいて、一番好きなところは?って聞いたら「そら!」って。たしかにいつも真っ青のきれいな空でした。その青を背景にしたこの大聖堂が大好きだって。わたしはサクレ・クールを思い出しました。こんなに明るいけどもう20時過ぎ。










ヘルシンキでも誰もがperfectな英語を話します。夜ごはんは毎日宿のキッチンで作って食べたんだけど、スーパーに言ってもフィンランド語がまったく分からなくて、食材が選べず。でもどのスーパーでもどの店員さんでも、英語を完ぺきに話すので、何が入っているのか、どう使うのか(どれがおいしいメーカーなのかまで)をすべて聞くことができました。街中でもお店でもみんなとてもサンパ。だからこちらも一日中いろんな人に話しかけまくりです。歴史的に見れば当たり前だけど、街の印象はロシアっぽい。そしてフィンランド語の響きも。ヘイとキートスしか使えなかったけど、フィンランド語を聞いているのは意外とたのしい。とてもとても気に入ってだいすきになった街です。ぜひもう一度行きたい。美術館もひとつも行けなかったし、もっと見たいところがたくさんあるし、とは言え街の空気にのっかってゆったりする時間がやっぱり一番魅力的。

5 comments:

yasucon&nei said...

フィンランド!行きたい国今ナンバーワンなの!

そしてシナモンロール、食べたくなった・・。かもめ食堂大好きで、良くテレビで流しながら休日を過ごすよ、そして毎回、シナモンロールの所でじっと見入ってしまう・・。

nozomi said...

写真を見ているだけで気持ちいいかんじが伝わってくる〜
さわやか〜 

そして!アラビア!!いいね!満喫したね!
今度戦利品をぜひみせてねー!!

keikolop said...

yasucon&nei
そうなの、旅行前からシナモンロールが食べたかったの!結局かもめ食堂と、マーケットでおばあさんが売ってた手作りの(島の写真で写ってるやつ)と、スーパーのパン売り場で買ったのと3泊のうちで3回食べたけど、どれもほんとにおいしかった…。フィンランドゆったりしてて、赤ちゃんやこどもにもおすすめだよ!

nmi
そう、さわやか〜。
nmi、もし、もし行けたら工場へいつかぜひ!きっときっと大感動のはず!フィンランド、ヘルシンキの他にもいろいろ行ってみたくなりました…。ロシア熱も少し満足出来たよー。

P-P said...

もう、うっとりです
仕事に行きながら、うっとりうっとり

こんな素敵な広場どんな気持ちになれるんだろうって

本当に素敵

この前のピクニックの写真もすごいすてきだったな

スーパー覗くのがすきなんて
私と一緒だと思い、なかなか出会えないので
嬉しい


素敵な食器に出会えたんだろうね

keikolop said...

p-p
スーパーが一番その国のいろいろが見られておもしろかったり。して。ついつい長居しちゃうよねー。
食器は使うのがたのしみです!