Hello my friends. Hello stranger.

Saturday 30 May 2009

night hike










ほんとうは海に行くはずだった金曜日。
月曜が祝日だから明日から3連休ということもあって、今日は職場で朝から息をつく暇もなくバタバタと。わたしは独り言を言う癖がないので、1人でいるときはまったく言葉を発しない。まったく。で、最近気づいたんだけど、許容量を超えて忙しくなると、そうじゃなくなるみたい。口に出さないと整理できないみたい。今日も仕事をしながら、「こっちじゃない」とか「全っ然わかんない」とか結構勝手に口が動いてた。で、普段メールと電話を相手によって日仏英でやり取りするんだけど、今日は特に電話をする用事が多かったからか、途中自分では英語で話しているつもりが完全に日本語で話していたことにしばらく気がつかなくて、ばつが悪いの一言。日本語がわかるはずのない電話先の相手の名前も完全にカタカナ読みで発してたので、周りの同僚に気づかれて大笑いされた。

こうやってきりきりと忙しくした後って、心がやせ細るような気持ちの時と、むしろむくむくと膨らむような満ち満ちた気持ちになる時とがある。今日は後者の方。そして充実感というより爽快感。その日の自分の出来とか、同僚や取引先との絡み具合とか、そういうのが作用してるのはもちろんだけど、今日の髪の毛の感じが気に入ってるとか、気持ちよく晴れてて寒くないとかそういうのも大きい。何しろ3連休前の金曜日だもの。

写真は普段なかなか行けないパン屋さん。閉店の時間がちょっと早くて。
今日は帰りまっすぐにここへ向かって、有名なフランを買いに。歌うように、というか実際歌いながらおじいさんが接客してくれます。並んで待ってる間、みんなもにこにこです。わたしもこれとパンを買うだけなのに奥歯をきゅーっと噛み締めるような楽しい気持ちになりました。今日の夜ごはんはこのケーキ。ケーキをごはんにしたって誰にもおこられないっていうのは、おとなの特権のひとつだと思う。










22時過ぎ、電話をもらって出かける。この時間でもまだほんのちょびっと空に明るさが残ってる。
Pont Neufで待ち合わせなんてParisらしい。夜でも寒くなくて、早めにメトロを下りて散歩しながら向かってたら、セーヌ沿いで男の子が「女の子たちとはぐれたからちょっとだけ電話を貸して」って。「金曜の夜にこんなところで、はぐれて迷ってひとりなの?」「かわいそうでしょ」ということで貸してあげたけど、2人にかけて2人とも留守電。ついてないねぇ。










セーヌ河で夜のピクニック。夜も更けると橋の灯りも消えて、こっちのほうがきれい、と思いました。
日付が変わってから、まだしゃべりたりないし気持ちいいので、美しい夜のParisを歩いて帰ることに。
途中Pause cafeで閉店までホットチョコレート。金曜の夜のお手本みたいに楽しく過ごした日。

2 comments:

nozomi said...

夜の街、きれいだねえ。最近は東京でも、めっきり夜は出歩かないから、いいなあ、と思ったよ、night hike。

keikolop said...

nozomi
ねぇ、ちょっとゾクッとするくらいきれいよね。
その昔は渋谷を一晩中散歩したこともありましたねぇ。
そして夜が開けたらわたしはそのまま学校いって、コンクリート彫ってたっていう。信じられない…。