Hello my friends. Hello stranger.

Sunday 25 January 2009

MAILLE


友達と職場近くのカフェに行き、そこからずーっと北上して別の友達の家に行き、そこで2人に会ってお茶を飲み、そこからぐっと西へ向かって、また別の友達と帰国売りのテレビを受取り、それを真逆の東へ延々よいしょと運び、それが済んだら日本から来ている友人と待ち合わせて夕食をとる。これがわたしの金曜の "仕事後の" 流れ。まさにParisを縦横無尽に動いてるけど、こんなときに街の小ささを実感します。トーキョーだったらこの内の1つか2つしかこなせないだろうと思いながら。そして縦横十字のこの日の動線は、雰囲気も景色も治安もそこに暮らす人たちの層も極端に違う地区を結んでいるだけに、短時間でこの街の懐の深さをあらためて体感したというか。そして富裕層地区がそのまましあわせに映るかというとそういう訳でもなくて、そうでない地区の人たちの厳しい現実そのものを理解しきれている訳でもなくて、どこまでも中途半端でよそ者だなぁという実感が結局はいちばん色濃かったりして。それにしてもこのサイズの街にほんとうにたくさんの人種と宗教といろいろがぎゅうぎゅう。LondonはParisよりも大きいけど、やっぱりトーキョーよりはずっと小さくて、Kaelenが言うにはNew Yorkもそれほど大きくないらしい。そのうちNYにも行く機会があるかな。たのしみ。

そして土曜日。午後ジムでトレーニング&ダンスのクラスを終えてから、Camilleがことあるごとに口にしてたMAILLEのブティックに初めて行ってみた。MAILLEのマスタード、日本のスーパーでもすぐに手に入るけど、ここにあるのはさまざまな種類のマスタード。目移りしながらわたしが選んだのはCassis、博士は蜂蜜とフルーツのコンフィ。半分ずつ分け合いました。わたしはお弁当に毎日マスタードを使うからさっそく週明けがたのしみ。夜ごはんはクスクス(風のブルグルやいろいろシリアル)とまたまたモンドール。フランスでは合挽きのお肉はないので、博士の思いつきで豚肉と牛肉を買って混ぜたもので肉団子を作ってクスクスに入れました。博士がいればこうやっていろいろと挑戦出来るけど、ひとりだとなかなか…。お肉を冷蔵庫に入れて置くことすらおぼつかず、相変わらずわたしの買い物かごはいつも野菜ばかりです。








※金曜に一緒にお仕事をしていた方が急逝されて、いつ何が起こるか分からないという当たり前の事実がほんとうに当 たり前になったこの日、自分が大切な人たちから遠く離れていることを実感してちょっとこわくなった。ここでの生活を1年で終えるか、その後もここに住み続けるかずっと迷ってるけど、ここに住み続けるということは、もちろんそういったリスクも伴うんだと身が引き締まる思い。 そして赤信号を渡るのに何の抵抗もなくなった今だけど、ふと「ここでは死ねない」とその一歩を踏みとどまることもよくある。

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