Hello my friends. Hello stranger.

Monday 22 December 2008

Camille


仕事量が自分の許容量をオーバーした時に、これは無理です、と差し戻すときの悔しさ。それがあるからなかなかNOと言えないって人もたくさんいるだろうな。

お昼過ぎに電話があって、トーキョーからParisに帰省中の友達と会うことに。そわそわしながら夕方を待って、待ち合わせ場所の本屋さんへ急ぐ。美術書の専門店だけど、ここで待ち合わせできるのがうれしい。寒くないし、どちらかが遅れても待つのが苦じゃないし、しかも同時にクリスマスプレゼントも選べる。トーキョーで出会ったからフランスにいる彼女を見るのは初めてで、なんだかリラックスした様子の今まで見たことのない表情が見えて、とてもきれいだった。こうありたいという希望とそうも上手くいかない現実とが、やっぱりそれぞれの場所ではちょっとずつ違ってて、わたしがフランスに来たから初めて分かってあげられることもたくさんあって、そういうことだったんだね、って今やっと消化できる。

本当にささやかなきれいなもの、日常の思わずはっとするような1mmくらいの隙間を見逃さずにきちんと感動する相変わらずの彼女の感性に久しぶりに触れて、こういうところが大好きなんだよなぁとあらためて思ったし、いつもいつも会うたびに元気になれる。充実したしあわせな気分で、周りの景色もきらきらとして見えて、いろいろやってみようという気持ちになる。自分も誰かにとってそういう存在になれるように、っていう気持ちに。ほんの数時間だったけど、ぜったいにどうしても必要な数時間だった。帰り道、今は遠く離れてるあの子やあの子にも会いたくなったのは欲ばりかな。

おなかをすかせて博士の元へ行き、遅い夜ごはんを食べさせてもらう。ノエルの会のいろいろを話し合って、結局今日もわたしは延々としゃべりつづけて、日付が変わるまでにはお家に帰ろうとコートを羽織りながらもまだしゃべる。何だってこんなに言葉が次から次へとこぼれるかな。博士の部屋で流れてた「罪の味」がずーっと頭の中でまわってる。

うにとタカフミが作ってるTシャツの最新版が届いた。どこで着よう…。

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