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Saturday 15 November 2008

Belfast

週末を利用して、同居人のチハルちゃんと北部アイルランドはBelfastへ旅行。チハルちゃんとアイルランド経由で日本から来る彼女の親友との再会の旅に便乗してBelfastでの待ち合わせへ。しかしながら、前日の深夜に気づいてしまったこの痛恨のミス。

エアチケット。わたしの名前が大変なことに。

もちろんパスポートはKEIKOなので、これじゃ飛行機には乗れないだろうね…とがっくり。「正式にはKEIKOだけど、普段はこっちのLOP付きの名前を使っているんです」「日本では未婚の女性にはLOPをつける習慣があって」とか一応の言い訳も用意してとりあえず空港に向かって、素知らぬ顔をしてカウンターへ。 すごい緊張して心臓もドキドキして、冷や汗かきながらチェックインに向かったら、LOPには一切触れられず、その後のセキュリティチェックやパスポートコントロールもすべて難なく突破。フランスの適当さにもこの時ばかりは感謝&謙虚な気持ちになりました。搭乗出来ない予想で、空港からトンボ帰りした際の週末の予定も決めていたくらいなのに…。何か不具合があったら空港アナウンスで「Miss Keikolop」って呼ばれてたんだろうなぁ。でもフランス語読みだと「ミス・ケイコロッ」って感じか。

Belfast到着。「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合国」の北部アイルランド連合国部分なので、
ここはイギリス領。なので通貨も€じゃなくて£。

小さな街です。地図もガイドブックもなく、ビールと食事を求めて街を歩く3人。
そして相当にローカルなパブへ。若者なし。おじさん8:おばさん2。
ボリューミー。右はステーキ&キドニーパイ。これとデザートとそれぞれのお酒で£30。安い。
デザートもボリューミー。隣のフォークは大きいタイプ。それに迫るサイズのこのチョコレートファッジ。

夜。通りによってはまるでゴーストタウンのように人気のない街。寒い。念入りに防寒しても凍えそうなわたしたちの横を、ノースリーブにショートパンツなんていう装いもめずらしくないくらいの薄着ではしゃぐティーンたち。信じがたい。いったいどんな温度感覚。昼間に増してさらにどんよりと、今まで感じたことのないような鬱屈した空気の街並をてくてくと。 深夜タクシーでクラブへ。女性はただおしゃれをするんじゃなくて、背中が大きく開いてたり、ミニだったりのいろいろなドレスにピンヒール、それにクラッチバッグを持った完全ドレスアップスタイルで、楽しそうに大胆に踊る。エントランスでのIDチェックもなかったのに、若い子たちは目につかなくて、男性も女性も大人だけしかいない。2周年記念のパーティというこの日はCRAZY Pというバンドがゲストでライヴも鑑賞。初めて観たけどかっこよかったー。結局朝の5時までたっぷりと楽しんで帰宅。まだ真っ暗な街へ一歩出れば、さっきまでのにぎやかな場面とは違った、やっぱり重苦しいとも言えるような景色。ふーんとタクシーの車窓から眺めつつ、明日はクマができちゃうなぁと思いながらもそもそとベッドに潜り込みました。
それにしても。アイルランドにすら行ったことのないわたしには、北部の英語はもうすでに英語じゃないように聞こえる。ごつごつとしていながら、さらに幕で覆われているような響き。

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