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Friday 25 July 2008

la sirène


今日は夏休みにした。

午前中、役所に行って渡仏に伴う諸々の手続きの下調べ。
以下覚書き。

○住民票
これは渡仏までに抜く。9月から海外転出の予定で、いつでも転出届を出すことが出来るけど、その時点で住民登録がなくなるので、それ以降住民票を発行できなくなる。なので、あまり早すぎても不具合があるかも。


○住民税
住民登録がなくなっても、今年度は税がかかる。お給料から天引きされている場合は、来年の5月までが今年度。なので、かなりの額になるなぁ…。その代わり、来年の1月1日に日本にいない(予定)だから、来年度は住民税は0円。

○確定申告
年末調整ができないので、個人で申告が必要。今回のような理由の場合、税務署に行けばいつでも確定申告が可能。でも源泉徴収票が必要なので、退職日の翌々日に日本を発つわたしの場合は、事前に申告する事が不可能。5年分は遡っての申告ができるので、帰って来てからにしようかと。所得税の場合は、払うのではなく、還付されることがほとんどなので、延滞金がかかることはないはず。

○健康保険
社会保険から国民健康保険への切り替えと、保険料の支払いについて。退職日までは社会保険に加入。その翌々日には住民登録がなくなるので、国民健康保険への加入権利も喪失。なので、これは切り替えの必要なし。

○年金
厚生年金から国民年金への切り替えと支払い。切り替えには資格喪失証明書か退職証明書が必要。退職日までにこれらをもらえるか分からないのが難。もらえなかった場合は、身内に切り替えの手続きをお願いするしかないみたい。海外転出するので、強制加入ではなく任意加入に。未加入という選択肢もある。


年金…。
わたしはこのシステム自体を無視して、未納だった時期があったけど、
いろいろと考えも変わって厚生年金を払いながら、遡れる2年分の未納だった国民年金の保険料も少し前に払い終えたところ。

好きなところに住んで好きな仕事ができて、義務教育を受けられて、 具合が悪ければ病院にかかれて、
っていう日常の当たり前のことは日本に国籍があるからできることも
多くて、
だから国民としての最低限の義務は果たさなきゃなって思ったので。


もらえなくていいから払わない。もらえないかもしれないんだったら払わない。

その個人だけがこれで済むなら、みんな好きにすればいいと思う。

でも、若い世代がきちんと払わないせいで、こつこつと真面目に払ってきた人たちが

満足に受け取れないとなったら、そうはいかないと思う。
自分たちが感じている理不尽さよりも、
自分の親やその周辺の世代が感じているそれの方がずっと深刻だと思う。
わたしはたかだか10年くらいだけど、彼らはそれこそ何十年も払い続けている。

システム自体に綻びがあろうと、疑問を感じようと、
だから払わないっていうのは理由にならない気がする。
自分のために払うものじゃないような気がする。

例えば、おいしいものを食べて、気に入った洋服や趣味のものを買って、車も持ってたりして、

旅行に行ったりもするけど、それは払わないっていうのは、どうだろう。
最近よく聞く、払う余裕はあるのに給食費を払わない人たちと同じだと思う。
自分のことしか考えてない。
それによって他の人たちに、義務を果たしている人たちにしわ寄せがあることを考えてない。

ってことなのでは。


どんなに立派な考えがあっても、興味深い意見を持ってても、魅力的な人でも、

最低限の義務すら果たせない人は信用できないような気が。

そして将来もし自分がこどもを持ったときに、年金を払ってないって言うのは
情けないなぁとも思って。
自分一人でもそうだけど、こどもを持てば国からいろいろな補助を受けるし、
権利を行使するだけで、義務は果たさないっていうのはあまりに無責任で格好悪い。
というのが、以前未納者だったわたしが今思っていること。権利と義務はいつでも一対だ。


5つの窓口をくるくると回って、手際よく情報が集められて満足。
あらかじめ、質問も決まってたし、必要な手続きも分かってたからそうできたけど、
何を聞けばいいかわからない!というような場合は調べようがないと実感。
聞いたことには答えてもらえるけど、何を聞かなければいけないか、は教えてもらえない。

午後、「崖の上のポニョ」を見た。さかなの時のポニョとやっちゃんの赤ちゃんは本当に、ほんとうにそっくり。
あ、似てる!って思ったら、もうやっちゃんの赤ちゃんとしか思えなかった。


夜、うにとエリーとインド料理屋さんでカレー。
お喋りしながらもぱくぱくと食べ進むわたしとうに。
そしてナンもカレーも一向に減らない胸がいっぱいのエリー。


そしてよい知らせ。
Parisでの同居人から返信が来て、
当初の値上がり前の家賃と保証金で部屋を借りられる、とのこと!!!


これを読んだときは、無意識に自分でも見たことのないようなガッツポーズをとっていた。
わたしからの発信に概ね同意してくれて、親切な対応に感謝。
この物件だけでなく、Parisでは軒並み家賃も物価も高騰中だから、
入居後に値上がりがあるかもしれないけど、その時はまた考えよう。
家賃の値上がりは避けられない、
でもわたしの支払う家賃は変わらない=同居人の負担増ということ。
100ユーロの値上げなんてどうってことないわ。というくらいたくさん働けるような仕事をParisでどうにか見つけなければ。

2 comments:

Anonymous said...

いやー、分かるよ、なんだかぼんやりした支払い。
私も今1年育児休暇だけど、去年の収入分で計算された保険料が毎月5万以上で、支払わなければならず。でも来年は逆に収入がなかったから0円になるんだけど「なんだかわかんないけど払わなきゃいけないもの」ってあるよね〜。でも、逃げる気はないというか。
逃げ方を探すくらいだったら素直に払いますよっていうか。

いやー、ポニョですよポニョ。見ないと!

keikolop said...

そうなのー。普段自由に好き勝手してるつもりでも、こういう時に、管理されてるんだって、国に組み込まれてるって感じるよね。でも毎月5万円以上って!払いつつもだいぶぼんやりと宙に浮くよねー。