Hello my friends. Hello stranger.

Monday 2 June 2008

Ce n'est rien.


今日電車から降りるときに、前の男の人が抱えていた鞄の角と肘が左目にゴチンとぶつかった。
痛かったので、そこをぎゅっと押さえながら降りた。
すごく痛いとき、そうでもない時、目じゃなくて鼻に当たってしまう時、いろいろあるけどどれもそんなに珍しくない。
時々あること。
でもわたしみたいに小さくない人はあんまりそういうことはないのもしれない、と乗り換えの道を歩きながらふと思った。
普段ゴチンとならない人が、ある日突然ゴチンとやられたら、イヤなことがあった日と思うかも。
でもわたしはしょうがない。小さいから。
大抵の人は自分の後ろに、小さい人がいることには気づかないから。
それはしょうがないこと。

○江國香織 「号泣する準備はできていた」読了

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