Beer, Penguin, Cheek

日曜日、上野精養軒、不忍池に面した特等席を予約してもらってみんなで集合。
17h。まだ明るいうちに集まって、夕暮れ夕焼けを眺めながらビールビールビール。
喋って飲んで、さけんで飲んで、笑って飲んで、罵って飲んで、の繰り返し。





















すっかり日が暮れて、夜になって、飲み放題も終了して、やっと腰をあげる。
21h少し前。
人気のないフロアででんぐり返ししたり、服を脱いだり、終いにはここに泊まりたいと言い出す男子チーム。
階下のソファでダイエットの話をしながら男子が降りてくるのを辛抱強く待つ女子チーム。

アイスを求めて、弁天堂まで散歩。ソフトクリームを舐めながら、不忍池を一周。
一面の蓮の葉と遠くの提灯を眺めながら、下世話な話題がいくつも平行で展開されながら、涼しくなった夜をのんびりみんなで歩きながら、これはまさにカンペキな夏休みの夜。
夏休みと言えば、夜に集まって、車でどこかに移動したり、あちこちこうやって歩いたりしながらひたすら喋ってた気がする。どこかに到着するのが目的じゃなくて、そこに向かう道のりそのものが目的の時間。
16歳の頃からついこの前まで、夏の間はずっとそんなことしてた気がする。
今日は散々騒いで遊んでもまだ22h前。

池を一周する手前で骨董市をじっくり観る。
みんなの予算は550円。１人あたりじゃなくてみんなで550円。
なかなか意見が一致しないし、いいなと思う天狗のお面は高いし、大昔の装苑はおもしろいけどくさいし。

でもいいのが見つかった。







うにが気に入ったペンギンのマトリョーシカを値切って買ってきた。
4500円を2000円にって言ったら、おじさんが「売る方には辛いなぁ」って言ったので、うにが「でも売れない方が辛いでしょ」と返したら、「明日も休みだし今日売れなくてもいい」だって。のんき！
でもあっさり2000円にしてもらえた。

上野公園を後にして、アメ横をひやかして、8人入れるお店を見つけて韓国料理を頼みまくる。
限界まで食べて飲んで、喋って騒いで、まだ帰りたくないけど明日もお休みっていうのが唯一の救い。
結局男子1人は終電で寝過ごして、茨城県の見知らぬ土地のビジネスホテル、ツインの部屋で寂しく夜を明かしたっていう結末。

楽しかった。100点満点で楽しかった。


土曜日。
髪を切りに行ったら、甲斐甲斐しく動きまわってるかわいらしいアシスタントの子が、すごく発色の良いチークをつけてた。
近くを通ったときに呼び止めて聞いたらEleganceの練りチーク、101番。
日やけ風に鼻の頭にも伸ばして使える色。

買っちゃった。


明日はこれで日やけ風にする。
でも36℃の炎天下で終日ロケの立会いだから、きっと一日でチークいらずのほんものの日やけが手に入るぞ。




日曜日みたいな夏休み、今年もできるだけたくさん過ごせますように。