Hello my friends. Hello stranger.

Tuesday 1 September 2009

paris-japon

今日、日本へ帰ってきました。 何かと用事が立て込んだ帰国前の日々を忘れないうちに振り返る。

28日 金曜日
日本へ送る船便の荷物の集荷の日。 せっかく湯浅夫婦とcuit de pouleに行く約束をしてたのに、集荷後の手続きのためにキャンセルして、OPERA界隈で諸々の手続きを15hくらいまで。









用事がやっと済んだころ、エリちゃんから電話をもらって、そこから5区で待ち合わせ。 おいしいPattiserie、Carl Marlettiへ行ってケーキを買う。 わたしが選んだのはLily Valleyという名前のサントノレ。これ、シェフの奥さんのお花屋さんの名前みたい。 mosqueのカフェでミントティーを飲んでから、st-antoineにもあるお気に入りのチュニジアpatisserieでお昼ごはん。北アフリカのクレープみたいなのにいろいろ具をはさんだのを食べた。
で、外の席が開いたから、そちらに移ってさっき買ったケーキを食べる。
Parisでは買って来たお菓子やパンを、よそのカフェで食べてもおこられたりしない。
コーヒーを持って来てくれたマダムがケーキを見て「それどこの?すごくおいしそう…」とため息。
アドレスをおしえると自宅のすぐ近くなのに行ったことないと悔しがるマダム。
ケーキはどれも一つのpieceにたくさんの要素が詰まってておいしかったし、エリちゃんの話にぐんぐん引き込まれた。キュッと上がった口角がほんとうにきれいだなぁと思いながら。










夜、お家に帰ると、同居人のチハルちゃんがほうれん草のタルトを作っててちょうど焼き上がったところ。
彼女のお友達と3人でいただきました。
22h30頃、Brusselsからサヨナラを言いに来てくれたKaelenがParisに着いたので、北駅で合流して、それから3h過ぎまでOberkamphとBastilleのbarで


29日 土曜日 5h過ぎにベッドに入って、浅い眠り。 ミホナちゃんとBorisの結婚式が11hからmairieで。市役所の中の結婚の間で、区長さんが式を進めます。わたしとSebastianは証人として書類にサインをしました。 式は20分くらいで終わって、みんなで近くのレストランでお昼ごはん。









その後、Kaelenとわたしは最後のParis名所巡り。 Four Seasons Hotelで冷たいハーブティを飲んで休憩。Parisでここまで丁寧に大切にお客さまとして扱われたことってないってくらいの接客態度。4つ星ホテルだから当たり前か…。 夜はエリちゃんの手料理をいただきました。和食。 しそや大根おろしなんてひさしぶり。おいしくておいしくて、わたしとKaelenは上機嫌でぱくぱくとあっという間に平らげた。 その後、Mikeのバンドでチェロを弾いていた女の子ががプロのCellistとしてL.AからParisに引っ越して来たので、Kaelenと彼女と3人で会う。彼女は毎日、7h-21hまで自宅で練習しているらしい。
Kaelenは昨日に引き続き、この日もたくさんお酒を飲んだ。
わたしとKaelenはトーキョー、San Francisco、Paris、Brusselsといろいろな街で会ってるけど、どこでもおいしいものといい音楽があれば仲良く楽しく遊べる。

30日 日曜日 この日は朝からそうじと片付け。 途中、近所のカフェにお昼を食べに出かけた以外はひたすら作業。18h頃に大家さんが来た、 入居する時に支払った保証金を返してもらって、お世話になりましたとごあいさつ。
上の階のAniaにもあいさつに行ったら、アラビア語のメッセージとデーツをくれた。同世代の彼女は建築家。一緒に暮らしてるドイツ人の彼も建築家。
そして、夏の1ヶ月の市民講座、フランス語の試験の結果が届きました。 帰国ぎりぎり。合格だったみたいです。










そしてParis最後の夜。 チハルちゃんとBasque料理が食べられるレストランへ。 大人気で行列とは聞いてたけど、着いてみたらお店の前には人だかりでみんな片手にはビール。どれくらい待ってるか聞いてみたら「40分くらいだけど、2人なら早く入れるかもよ。中で名前を言うと、空いたら呼ばれるから」とのこと。で、カウンターで2人だと伝えたら、ちょうど席が空いてて、そのままテーブルにつけた。ラッキー!5人席に男の子3人のグループと相席。彼らにメニューのアドバイスをもらって、どうせ5人なら、とワインをボトルで頼んで一緒に飲みました。 グラフィックデザイナーとエンジニアとrentierの3人組。24歳で金利生活って!しかもこの彼、歳の話でわたしが30歳って言ったら間髪入れずに「c'est pas grave.」って返答したんだけど口が滑るにも程がある!びっくりして笑えた。



安くて美味しいこのレストラン。 何を頼んでも量が半端じゃない。パテとサラダ、牛肉とチーズを重ねて焼いたものを頼んだけど、大きさとにぎやかな感じ、伝わるかな。



この3人の後にきた別の3人組。 このグループがあんまりにおかしくて、楽しくて、結局24hを回るまで5人で顔もおなかも痛くなるまで散々に笑って喋って、食べて飲んで、おなかがはち切れそうになるくらい。 予約不可のレストランで開店前に並ぶのには間に合わなかったのに、すんなり席が空いて、たのしい相席でおいしい食事ができて、最高の夜になりました。



これは本当は29歳のLaurentの年齢当てで、わたしが33歳と言ったことが相当ショックだったらしく、帰りがけの他のお客さんを捕まえて「何歳に見える?」と聞いたら答えが「25歳」で大満足してありがとう!と言った瞬間にくしゃみのところ。
正直、やっぱり29歳には見えないわ。
この後家でみんなでコーヒー飲もう!というお誘いもかなり魅力的だったけど、明日は帰国なのでおとなしくチハルちゃんと帰宅。最後の片付けをしなきゃなんだけど、明日早起きしなきゃ何だけど、読みかけの本に手をつけてしまって、3h過ぎまで眠れず。

31日 月曜日 7h起床。いよいよ全部の荷物をまとめたら予想外に多い。 CDGでのチェックインがかなり不安…。9h過ぎにマイさんから連絡をもらって、ユズちゃんに会いに行く。 ひさしぶりに触る赤ちゃんはあったかくてふわふわで、毛穴のない透明な肌にみとれてたらあっという間に時間が過ぎていて、大慌てで帰宅、と同時に無理矢理荷物を詰めて、すぐに出発!LYONへ車で向かうチハルちゃんと恋人のJohan、お別れに会いに来てくれたAlexandraとあわただしく別れて空港へ。淋しさなんて感じる暇もないような出発。

こんな感じの4日間。 日本人の友達は彼らが一時帰国する時にいつかまた逢えるって思えるから、そう淋しくはないけど、フランス人や外国人の友達はわたしがParisや彼らの国に行かない限りそうそう逢えないだろうからきゅうっと切ない。 そして毎日の日常だったParisの街並や景色がまた非日常のものとなるのは、まだどんな感じかなぞ。 今は飛行機で空を飛んでいる途中だから。 毎日通ってたパン屋さんとか、郵便局、顔見知りのスーパーのレジのマダムとか。
アパルトマンとかメトロの汚さとかParisienの冷たさや人懐っこさ。
そういうものが一気に遠くなって、それが存在してる世界に暮らしてたのは夢だったのかも。
って思ったりするのかしら、この先。











いろいろ思うところはあるけど、とにかくフランスに、Parisに来てよかったって思います。
visaの申請を決心したことも、それが受理されて実際にフランス行きを決意したことも、そのために仕事を辞めたことも1mmの後悔もなく、あの時あの選択をして本当に良かったと何度でも思うし、Parisに来てからのすべての選択についても同じように思う。


何かをやりたいって思ったら、そこで人生の方向をくるりと変えることはむずかしいようで、でも実際は自分次第でどうにでも好きにできるってことも分かった。

何かを手に入れるには犠牲を払わなきゃいけないって思ってたけど、それ何かを思い切って決断できないときのいい訳にもなり得ることも分かった。

この1年で会ったたくさんの人に、たくさんのことをおそわって、いろいろな強さや弱さを知って、

仕事や日々の生活を通して、いくらか自信もつきました。
まだまだまとまらない思いや気持ちが散在してるけど、送り出してくれた友達や家族や恋人、1年の間に知り合って支えてくれたすべての人たちのおかげで、とにかくすてきな1年でした。
毎日しあわせに暮らせました。
どうもありがとうございました!

8 comments:

foolshow said...

おかえりなさい!
1年も経ったなんて思えない。驚き!

kumiko said...

そして、これからはじまるのだよ。
パリはいつでもおんなじ。
だからまたおいで。

keikolop said...

foolshow
ただいまー!は、はやいよね、わたしも驚き!

kumiko
あー、涙でそう。
そうよね、これからよね。
今日も明日もクミちゃんはParisで生きてるのね。
それを思うとたくさんのことが近く感じられる。

kaoru said...

おかえりなさい!
まさかこんなに1年が早いなんて。

密度の濃い日々を過ごしてきたんだね。
落ち着いたらお茶しながらゆっくり話して聞かせてね。

p-p said...

お帰りなさい

とても、いい経験をしたんだね
感動しました

一年なんだ  あっというまだったね

お菓子をもっていかないと!!!

あつこ said...

お帰りー!!!

べべも一歳になったよ!!

お互いいろんなことがあった一年だったね〜!!!

あつこ said...

ん?もしや

diplome langue flancaise

とれたの?!

それはすごいぞ!!


わたし、めんどくさくなって、、、やめちゃった。。。

keikolop said...

kaoru

そうなの、本当にはやかったの。
みんながみんな、それぞれの1年だったよね。
わたしもカオルに逢いたい!

p-p
ただいまー。
そうよ、お菓子、準備しといて!
おなか空かせて飛んで行くから!

あつこ
だよね、まずは1年おつかれさま!
ポロンと誕生した子が1歳になるんだもの、やっぱり1年って早いようで長いのかも。
本当におたがい激動の1年よね、人生かわったよね!
そしてあれは受けていたniveauをパスしたから、次登録時は次のniveauに進んでOKよ、ってやつ!受かったのはniveau1-5の3です!