

木曜日。午前中にセーヌ沿いへ。
雨が降ったり止んだりのおかしな天気の下で、果物やパンを食べて、銀行に手続きに行って、お家に戻って荷造りと片付け。
やることがいろいろあってバタバタしてて落ち着かないけど、実際はそんなにいそがしい訳でもなく、ただただ追われてる気分であたふたしてるだけ。だと思う。 でも結局そわそわしてて、なのに帰国するっていう実感はなくて、来週の今日はもうここにいないっていうのはちっとも現実味がない。
せめて次第に片付いていくお部屋に比例して、そんなリアリティが増してくればいいのに、ただ大掃除してる人みたいな感じ。

脱力。7kgのこの箱、どうしたらいいの。
他の郵便局までも意外と距離があるし、結局そこでも行列に並ばなきゃだし、待ち合わせに遅れるのもいやだし。
で、結局その荷物を抱えて、メトロに乗って待ち合わせの13区まで行ってみた。La posteを見つけたら入ろうと思って。すでに筋肉痛が始まってたけど、途中で無事に荷物引き渡せて安堵。
規定の7kgちょうどくらいに荷物を詰めたんだけど、重さ測ったりしないのね。
ただ用紙と箱を渡してにっこりして終わり。
赤ちゃんからすくすく育った娘や息子と暮らしてる友達は、つまりこの箱よりも重いこどもを日々抱っこしてるってことかと思ったら、気が遠くなった…。
しかも箱みたいにおとなしくしてくれてるわけじゃないもんね…。


で、女の子たちとアジアの料理を食べながら散々しゃべって笑って、ばかなことばっかり好き勝手に言いたい放題で、もう心の底からくつろいで楽しみきって、涙がにじんだ。
ParisでもUKでもずっとそわそわしてたから、ずいぶんひさしぶりにくつろいだ気分になったような気がして。
と同時に、彼女たちとも永遠にじゃないけど、会えなくなるんだなって思うと淋しくて、他のここに暮らすだいすきな人たちとも会えなくなるなって、いちばんくらい当たり前のことをやっと静かに感じて当たり前の淋しさを実感したのでした。
そして帰国したら、それこそくつろげる仲間たちや恋人や家族との時間が持てるんだったって思って、世界のいくつかの場所にそんな人たちがいるってことは、なんてすてきで、わたしはしあわせ者だってテラスで女の子たちを見つめながら思ったのでした。
忘れ物のないように、片付けしっかりやろうっと。
※今日何人かに「焼けたねー、bien cuitだね」って言われて、そう、Brightonで日やけして来たんだけど、
太陽だいすきな人たちがくらすフランスにいるのにわざわざイギリスで日やけしてきたなんて。
日やけなんてほんとうにひさしぶり。