Hello my friends. Hello stranger.

Wednesday 29 July 2009

transparent









仕事も学校もない初めての平日。 帰国に向けてやれることはどんどん進めようと、とりあえず日本へどうもって帰るか決めかねているPARRAの作品やデッキを郵便局へ持ち込んでみる。実際に計測してもらって送料を聞こうと思って。 その後、その結果と比べるために、OPERA界隈の日系の運送屋さんを直接訪ねて必要な情報を全部そろえてみた。 銀行口座も閉めなきゃいけないので、担当者とランデヴーの約束&段取りの詳細を確認。 午前中で全部回って、具体的には何も片付いていないけど、何をいつまでにしなきゃいけないかは分かったので今日はこれでOK。

そのまま左岸のカヌレの老舗Lemoineへ。Bébéカヌレをお土産に選んでMariaのお家へ行って、 お昼休みにそれぞれ会社を抜けてやって来た彼女の友達カップルと4人でお昼ごはん。PortugalのFeijoada de Chocosを作ってくれました。イカとお豆の煮込み。甘いものが好きじゃない人もいるかと思ってBébéにしたけど(ここのカヌレはあまり甘くないけど)、みんな気に入ってくれてぱくぱく食べられたのでよかった!

2人が仕事に戻った後、Mariaとコーヒーを飲んでから散歩へ。
フランス語を話さない人がいたから食事中は英語だったけど、Mariaとふたりの時はフランス語で、しばらくしてはっと気づいたけど、人数が多いとフランス語が話せないんじゃないかと。3人くらいまでがわたしの限度なのかも。情報処理能力的に。Mariaと英語・フランス語・母国語それぞれを話すときって、personnalitéが何となく変わるよねって話してて、お互いの関係性とか空気感によってどれで話すのがぴったりかってあると思う。で、わたしはフランス語はうまく話せないけど、それでもMariaとはそっちの方が話しやすい。









そんなことを思いながら、彼女のお家の近くのお気に入りの場所へ。なんだか夢みたいなお庭のある美術館。色とりどりの花が咲き誇ってて、天気もいちばんくらい良くて、きらきらとまぶしすぎて色付きで写真が撮れなかった。強い陽射しも気持ちよくて、のんびりと花々を眺めながら過ごしました。

MariaはLisbonで開かれるcongrèsでの発表とvacancesで明日からPortugalに発つから、逢えるのは今日が最後。彼女はちょうどこのお庭やそのお花みたいに静かできれいで、いつでも率直でゆるがなくて太陽がよく似合う。それでいて旅先にスーツケースを置き忘れたまま帰って来るような抜けてるところもあって、とにかくわたしは夢中でした。彼女のたばこを巻く箱が好きで、ちょっと手品っぽくて、わたしも欲しいなと思って。たばこは吸わないけど。



美術館を後にして、「今日のお昼のパン、ここで買ったの」というBoulangerieを通りかかったら。なんだかひっかかって、もしかしてと思って中に入ったら、偶然ヨウスケくんの働くパン屋さんでした。そうか、あれはヨウスケくんの焼いたパンだったのか。いつも遊ぶ時にパンをたくさんもらってるけど、お店に来たのも働いてる姿を見るのも初めて。

Maison Landemaine
26 rue des Martyrs 75009


名残惜しくMariaと別れて、そこからわたしはButte chaumont公園へ。
高い崖や滝まである大きな公園。ここでドイツMartinとその恋人Claudia、そしてふたりの息子Jesperと合流して遊ぶ。もしやと思って聞いてみたらやっぱりJesper、3歳にしてはかなり大きい方らしい。標準がどれくらいかさっぱり分からないけど。3人で代わる代わるJesperと遊びながら、芝生でおしゃべり。わたしがいるから、ドイツ人同士なのに2人の会話のときもドイツ語は使わずに。フランス語で話してくれる。しかも2人とも完ぺきな英語を話すのに、わざわざ不得手な方のフランス語で。もちろん英語の方が3人とも楽で、フランス語で話すのの3倍くらいは早く濃く言いたいことが言えるのはわかってるけど、あえてフランス語で話すことでより分かりあえることがあったりするから不思議。フランスだからフランス語で話そうっていう歩み寄る態度と、相手の思いを分かろうとする姿勢と。こういう感じに、ここに暮らす外国人同士ならではの感覚って独特だなと思う。

公園にClaudiaとJesperを残して、Martinとわたしは彼の同僚のお家へ。ふたりは週に1日ずつそれぞれが夜に出かけられるようにしてるから。Martinはいつも自転車で移動してるけど、さらにVelibのAbonnementも持ってるので、それを借りてふたりで東駅の方まで自転車で向かう。flatmateがvacancesに出かけてるのいいことに、その友達のお家で大音量で映画を観る会。集まったのはわたし以外みんな理系研究者の5人。ごはんやケーキを焼いたりしながら観たのはMILK。San Franciscoが舞台だから見覚えのある景色もたくさん。そしてここでの会話は英語で、こんな風にMartinもClaudiaも職場でも家庭でも実はフランス語を使う必要がないのに、来年にはNYに引っ越すのに、それでもフランス語を勉強して使ってるのには感心する。フランスに住んでてもフランス語を学ぼうとしない外国人はたくさんいるから。終電ギリギリにメトロに飛び乗って、今日はよく遊んだなぁと思う。


今日午前中に届いたワタの新作。
まだ全部観てないけど、どうしたって泣ける。
わたしはスケートボードやその周辺にまつわる"culture"に漂う切なさとか儚さとか、どの国でもどの年代でもそれを感じるし、それこそが好きなところかも。街中でスケーターを見かけるたびに透明な気分になる。




6 comments:

foolshow said...

お久しぶり!
タバコ巻くやつ、すごいねー!面白い!
初めて見た。

keikolop said...

foolshow
おひさしぶりー!
もうすぐ帰るよ、遊ぼう!
そう、この箱買って帰ろうかと。いる?

foolshow said...

わーい、わーい!遊ぼうよ!
その箱ポピュラーなものなの?
でもタバコやめちゃったからなー。

keikolop said...

foolshow
やめたの!? やるじゃん!

p-p said...

久しぶりにパソコンをひらいて
ブログをみたよ

けいこちゃんの声が赤ちゃんみたいで
すごくかわいい

かわいい

かわいい

癒されました

keikolop said...

p-p
いや、それがばかっぽいんだよね。その声が。
しかも拙いフランス語なんか話してるから、たぶん本当に赤ちゃんだと思われてるるる。。。