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Monday 27 April 2009

Les Femmes S'en Mêlent

フランスのTV。同じ番組にFrance GallとPete DohertyGonzales。うそみたい…。










土曜日、目が覚めたらくちびるの端にヘルペスが!渡仏してから2回目の発症。せっかくの週末なのに…と熱を持った痛み&みすぼらしい様子の顔に起き抜けから落ち込んだけど、小さい時から春休みや冬休みに入った途端に、緊張が解けて熱を出すタイプでした。そういうのってかわらないものなんだな、きっと。

こう弱っている時って、目の前の直接的なものごとそのものににダメージを与えられるわけじゃなくて、その時の気温とか時間帯とか声色とか、もうすべての要素やタイミングがあいまって作用するから、本当にどうってことない、つまらない、些細なことですごく傷ついたり落ち込んだりしちゃうよね。それも分かってるんだけど、それでもどうしようもない時もある。ということで、昨日の夕方、ひとりでコーヒーを飲みながら涙が止まらなくなってしまいました。わざわざ泣くようなことじゃないのもわかってるけど、その些細なことそのものに対しての涙じゃなくて、何ていうかもっと漠然としたものに対しての悲しい気持ちがむくむくとふくらんでしまったようで。ひとしきりそれに集中したら、週末で混雑し放題のにぎやかな店内とは裏腹にやけにしんとした気持ちになりました。すっきり、とまではいかないけど。まぁ単純に疲れてたんだろうな…。











そして今日はA CAMPSt.VincentのLiveへ。Ninaの歌声を聞くなら!ということで、この前たっぷりと90年代の話を繰り広げたケイくんと連れ立って出かけました。日本ではMartin MargielaのデザイナーをしていたケイくんはParisでもビッグメゾンでのチャンスをつかんだそうで、自分が求める環境を自らの力でぐんぐんと引き寄せる求心力におどろくばかり。かといって、そういう状況から想像するような野心的な暑苦しさは少しもなくて、するすると波の上を泳ぐかのようにむしろ飄々とした印象なのは、一重に彼の柔軟性によるところなんだろなぁと今日話を聞いていて思いました。

St.Vincentはイメージとはまったく違って、とてもとても美しい顔立ちでありながらさばさばと男らしい物言いで、たった1人でのステージ。とても知的な印象で、エキセントリックな動きをしつつ、あっという間に観衆がとりこになってるのが手にとるように分かった。そしてA CAMP。それこそ90年代。15年前、わたしは失恋した時にThe Cardigansを聴いていたわけで、Ninaはスターで、その彼女が今日は目の前、ほんの数メートル先で歌っていた。迫力と儚さが共生してるような声と表情、しなやかな動き。まさか彼女を画面以外で、自分の目で見れるような日があるなんて思わなかった。一昨日17€で買ったチケットで、お家から10分メトロに乗ったところで。とにかくじんわりじんわり心に染み入る音楽でした。いい日曜の夜になりました。

3 comments:

yasucon&Nei said...

ケーこのカラオケを思い出すなぁ〜。懐かしい。私もあんなにもみくちゃになって見ていたスチャダラとかを間近に見たりすると、「あぁ、彼らも人間なんだよね。」と思っちゃう。あの頃の自分にとっては死ぬほどスターだったのに!
keiconメールにメールしたんだけど、読んでくれてるよね??プレゼント、ありがとうね、こしょう、ポトフにかけたらうまかった〜!

kei said...

昨日は誘ってくれてありがとう。
うちから歩いて5分、新しい場所がありました。
中学生、90年代から聞いていた遠い人が本当にいたんだと。
本当がそばにあるのがパリの魅力かもしれませんね。

keikolop said...

yasucon&nei
ね、息してたり動いたりするんだ!って思うよね!

メール届いたよ、ありがとー!neiちゃん目が大きすぎる!そして見る写真毎に全く印象が違うんですけど、いったいどれが本物…。

kei
こちらこそありがとう。この間入りそびれたあのカフェに行けるの楽しみにしてます。