Hello my friends. Hello stranger.

Saturday 21 February 2009

you make me happy.

土曜日の午前中だけ、お家のすぐ側のマルシェが立つので、野菜を調達するために週末にしてはいつもより早起きで出かけました。 お目当ては野菜だけど、サモサ屋さんやチーズ屋さんやお花屋さん、延々と続くストールはやっぱり目移りする。2軒の八百屋さんでたっぷりと買い込んだけど、わたしの今日いちばんの目玉はナス。今の季節、スーパーでもとっても高いこのナスで、なぜか「今日のお昼ごはんはグラタンを作る」と決心したから。









オーブンでナスを焼いて、それとソースとを2段ずつ、上にモッツアレラチーズをのせてまたオーブンへ。念願のオーブン料理ソロデビュー。お気に入りのTVを観ながらだったから、おなかが減ってても焼き上がるまでの30分間は難なく過ごせました。おいしくできてとてもしあわせな気分のお昼ごはんになりました。

そして午後はJeu de Paumeへ。Robert Frankの展覧会がそろそろ終わりに近づいてるのでその前に。わたしが着いたときも、観終わって帰るころもずーっと行列。わざわざここに引越して来るくらいParisに惹かれていても、"ビートニク"と聞いたら相変わらず特別な気分になってしまうのはやっぱりミーハーだから…。Douglas Couplandを読んだって、79年生まれのわたしはGeneration Xにもどうにも入りきらないし、そもそも "ジェネレーション" という括りに憧れが強すぎる、きっと。そうして、美術や文学や音楽はもちろんだけど、わたしの場合とりわけ "写真" によってさまざまな世代・時代への憧れが生まれて育っただけに、その現場の空気をまるごと切り取った、というよりは閉じ込めたような画面を目の前にするといつだってなんとも言えない気分に、ほとんど切ない気持ちになる。

そうしてお家へ帰ろうと、メトロを出たらこの騒ぎ。
フランス海外県Antilles諸島支持のデ モ。家の前の通りはすべてパトカーで埋まって、すぐそばの大きな広場は通行止めで、大きな 盾をもった重装備の警察官が山ほど、そして集まった群衆はそれと比べ物にならないほど。こういうデモに出くわす度に何かに対するの反応の早さに驚く。どうせ何も変わらないとか、そんな思考回路が出来る前にまず動く。飲み込む前に吐き 出す。おかしい、と思ったことは素通りせずに反応する。つくづくシンプルで力強いな。





今日は盛りだくさん。夜は1stアルバムをリリースする友達の友達のライヴへ。自由で平和で大きくて、集まった人がみんなにこにこして聴いているそんな音楽。アンコール前の最後の歌、アルバムのタイトル曲はSandrineと彼女の友達とで大合唱で久しぶりに大きな声を出しました。歩いて帰る日付が変わるちょっと前の夜道。寒いとは言っても凍えるような冷え冷えとしたあの感じはもうなくて、春が近いんだなぁ。

明日からParisを離れて、小旅行。早起きしなくちゃ。

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