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Saturday, 8 November 2008

sober up

早朝、まだ暗いうちにお家を出てLondonへ出張。ユーロスター発着駅からオフィスまでタクシー、オフィスから食事会のお店まで車で移動、そこからホテルまでも車移動と、Londonの地を30歩も歩いてない昨日。仕事で外国に来るってのがこういうことなら一度で充分という感じ。

でも週末もここに残ることにしたので、やっとLondonを歩ける。 4度目の渡英、いつもはトラベルカードだけどPASMOみたいなOysterカードを今回は使ってみた。

ホテルのすぐそばにあった大型スーパー。


すいこまれるように入ったスーパーでいろいろと見て回ったら、Parisと比べて驚くほど物価が安い。食料品はもちろんどれもParisに比べて安いし、BRITAが13£って。今までヨーロッパに旅行に来る度に、Londonはどこよりも物価が高いとしか感じなかったのに、それほどParisの物価が上がっているってことなんだろうか。そもそも1£=¥157のLondon自体、初体験。

公園まで歩いて、Serpentine Galeryへ。Londonへ来ると必ず立ち寄る一番好きなギャラリー。
前回うにと一緒に遊びに来たのは3年前。地図もガイドブックも持っていなくて仕方なくそのままParisを発ったけど、さすがに4回目ともなれば地図なしでも歩き回れるので気分的にも身軽。







雨の土曜日。時々晴れてキラリと日が射したかと思えば、またどしゃ降り。公園をジョギング中の人たちも雨宿りを兼ねてギャラリーに入って来る。Parisの公園とはだいぶ趣きも違って、ひっそりと静かで、その場に留まって楽しむというよりは移動しながら過ごした方が気持ちいい感じで、細いのやら広いのやら、どの道も歩きたくなるような景色。ギャラリーでRichterを静かにのんびりと見て、2階建てバスで移動。


short noticeでLondonの友人達は週末旅行やパーティや仕事で誰もつかまらない中、
一番最後に連絡したTimが今朝5時まで仕事だったといいながらも、さらっと時間を作って会ってくれた。


今日はTate Modernが22時まで開いているので、夜、河を越えて行ってみる。
わたしがこの河を渡るのは、たいてい夜、しかも風がびゅんびゅんと冷たく寒い季節ばかり。



特に用もなく、それでも毎回立ち寄るLeicester Squareのチャイナタウンに帰りに寄ってみたら、前回気に入ってうにと何度か入ったレストランは店名も変わり、ビュッフェ形式のお店に様変わりして、ウィンドウから見えるその料理に食欲も湧かず残念な気持ち。


一日歩き回って、カルチャーショック。実は今までLondonにそれほど魅力を感じたことがなかった。いつだってParisに盲目だったから。無意識のうちに自分がどれだけせまいところに閉じこもっていたか、初めて気づいた。街の人の気質はもちろん、都市そのものの性格ってやっぱりその街の作りやシステムに依るところが大きいなぁと実感。びっくりするくらいたくさんの発見があって、明日一日でもうちょっとそのあたりを見極めたいところ。

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