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昨日から郵便料金が値上がり。

わたしは会社で郵便係なので、年明けにLa Posteから通達を受け取っていました。計測器やスタンプの機械に新料金をインストールして、テストも無事に終了。郵便局のJean-marieにもそれを報告して、よく忘れなかったね！とほめられて得意満面。

いわゆる"普通"の"標準的"な体格の人と比べて、自分が相当に小柄だってことはとっくのとうに知ってるし、フランスにいると今まで以上にそれが際立ってることも知ってる。道端でその小ささをからかわれることがあるんだけど、いつも「そんなの知ってるよ」って思う。いちいち気にしてたらきりがないけど、昨日のはあまににも、って感じの言い草で、腹が立った後にもう面倒くさいなぁって、小さい人のことはほうっておいてよーって思ったなぁ。そしてもうすぐデフィレなので、とびきり細長いさっちゃんがParisに来る。パリコレ連続出演11年目だって！すごい！

昨日は夜、どうしてもどうしても観たいTVがあって、それは平日毎日放送してる番組のスペシャル版３時間。フランス各地の一般の人がお料理をする番組で、初対面の５人が月曜から金曜まで交替でみんなを自宅に招いてアペリティフ・前菜・メイン・デザートをふるまって、料理・デコレーション・雰囲気やお楽しみを採点した後、最終日に一等賞を決めるというもの。いろいろお気に入りがある中で、いちばん好きなエミッションです。今回は特別版でチャンピオン同士で競った後、最後はフランスの有名シェフ３人がその中の１位を決めるという内容。前日からたのしみにしていたので、昨日は時間までにごはんとお風呂をすませて、またほとんどパジャマの状態で博士のお家へ。TVを観にともだちのお家へ行くって、大昔みたい。おいしいお茶とお菓子をいただきながらじっくりと鑑賞して大満足。結局こちらに来てから、まっったく勉強してないけど、TVを観てると、え、そこでそんな表現ありなの？とかいろいろ言葉の発見もあるから、勉強の代わりになるかな。っていうのは言い訳かな…。

言葉と言えば。

先週から気掛かりだった仕事が一つあって、それが今日のお昼にまさかの最悪の事態に展開して、その報告を電話で受けたのはタイミング悪く定例会議中。血の気が引くのを感じながらも澄ました顔で席を外して、なんとかしなきゃとあわてて先方にクレーム＆要求を飲み込んでもらう電話をしたんだけど、その時にたぶん今まででいちばん自然にフランス語が口から出てきたと思う。やっぱり追いつめられると秘密の力が出るのかな。しかも内心は極限に焦ってたにも関わらず、相当冷静に交渉してる自分にいちばん驚いた。そしてこれもまさかだったけど、10分後には全面的にこちらの要望通りに好転したので、何事もなかったように澄ました顔で会議に戻りました。寿命が縮むようなこんなスリルはほんとうに御免なんだけど、その度に言葉が身に付いてるのを実感するっていうのも皮肉だな…。

そして今日、宛先不明で戻ってきた郵便が一通。消印を見ると、なんと2007年12月に送ったもの。いったい今までどこを彷徨ってたんだか…。